コラム
ワインの豆知識
【世界のワイン】歴史がありながら新しい!ソムリエがお勧めするクロアチアワインをご紹介!
イタリアの東側、アドリア海の対岸に面した国クロアチア。北海道よりも小さな面積ですが、海、山、川と自然に恵まれながら、美しい市街地もあり、小さいながらどこをとっても絵になるヨーロッパの小さな国です。
本日はそんなクロアチアのワインをソムリエが紹介してくれました。
クロアチアワインについて
クロアチアワインの歴史は実は古く、そのルーツは紀元前に遡ります。ギリシャを経由してクロアチアに伝来され、人々はワイン文化を楽しむようになりました。しかし、紛争によってワイナリーが廃業を余儀なくされたり、もともとクロアチア自体が閉鎖的な環境だったこともあり、クロアチアワインは輸出されることは以前はほとんどありませんでした。そのため、世界的にみるとクロアチアのワインの知名度はそんなに高くありません。しかし、2013年にEUに加盟したことをきっかけに輸出が開始され、日本国内でもクロアチアワインを楽しむことができるようになり、その知名度は少しずつ上ってきています。
クロアチアワインの特徴はドイツ系のブドウ品種が多いことです。クロアチアはドイツ系貴族であるハプスブルク家に支配されていた歴史的な背景もあり、ドイツ系のブドウ品種が中心に広まりました。ドイツ系ブドウ品種は冷涼なところで作られるブドウが多く、クロアチアの気候にもとても適しています。
また、一般的に海と川に面しているところにワインの産地は多くあります。海や川などの自然環境にも恵まれているクロアチアはワインに適している国といっても過言ではありません。
海沿いのワイナリーで作られるワインは魚介系の料理との相性がよく、「クロアチアワインはお魚料理の多い和食との相性も抜群です。今後和食とクロアチアワインのペアリングは流行るかもしれないですね。」とのことでした。
イロチュキ・ポドゥルミ (ILOCKI PODRUMI)
そんなクロアチアワインのなかで今回はこちらのワインを紹介してくれました。
ワイン名:イロチュキ・ポドゥルミ (ILOCKI PODRUMI)
品種:グラッシュヴィーナ
クロアチア独自のブドウ品種グラッシュヴィーナから作られる白ワインです。ドナウ川の近くのワイナリーで作られています。味わいはすっきりと切れがよくドライ。川魚やサラダとの相性が抜群のワインです。暑い日にキンキンに冷やして飲むのがお勧めとのことでした。
日本に輸入されてきているクロアチアのワインはリーズナブルな価格帯がほとんどです。まだ、高級なワインはほとんど輸入されてきていないそうで、今だと赤ワインよりも白ワインの方が美味しいワインが多いそうです。
クロアチアは有名なアニメの舞台にもなっている美しい国です。その美しさは「アドリア海の真珠」という表現をされるほど。
テラスでアドリア海を思い浮かべながらクロアチアワインを楽しむことで、リゾートにいる気分を味わえるかも?!赤坂 あじる亭 Annessoではテラスでワインを楽しむこともできますので、ぜひ遊びにきてください。
聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子
<本日ご紹介したワイン>
イロチュキ・ポドゥルミ (ILOCK PODRUMI)
【画像右】 4,800円 ボトル 800円 グラス
【画像左】 6,000円 ボトル
<赤坂 あじる亭 Annessoからのお知らせ>
・世界26カ国のワイン
今回ご紹介したクロアチアだけでなく、現在世界26カ国のワインを取り揃えています。興味のある国などあればお気軽にソムリエにお尋ねください。・3種のワイン ブラインドテイスティング
ワインエキスパートのテスト対策に、3種のワイン ブラインドテイスティングを1,200円で提供しています。テストを受ける方以外でもブラインドテイスティングに興味がある方はぜひソムリエにお尋ねください。
赤坂 あじる亭 Annesso
公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/
facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/
こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。
なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。
※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。