HRTech 2019年7月15日 自律して持続的に成長をしていく組織、ラーニング・オーガニゼーションとは? ビジネスのスピードが以前とは比較できないほど早くなり、組織も常に変化や成長を求められています。組織自体も自発的に成長をしていくことができれば、会社全体の成長スピードが飛躍的に向上します。今回はそんな成長組織のコンセプトである『ラーニング・オーガニゼーション』についてご紹介します。 [目次] ラーニング・オーガニゼーションとは 5つのディシプリン ナレッジマネジメントの重要性とツール紹介 まとめ ラーニング・オーガニゼーションとは 「ラーニング・オーガニゼーション」とは、激しい変化に組織として対応していくために、個々人の自主的な学習の促進を持続的に行い、個人の自己改革・成長とともに進化していく組織のことをいいます。「自律的に持続的な変革を行っていく力を組織内に保有する」ということが特徴で、上意下達型の指示命令を行う管理組織とは異なる組織モデルになります。 「ラーニング・オーガニゼーション」はマサチューセッツ工科大学のピーター・M・センゲ教授(Peter M.Senge)により提唱された概念で、日本では「学習する組織」と呼ばれます。1990年に『The Fifth Discipline』を出版したことで、その考えは欧米を中心に大きな注目を集めて、世界中に広まりました。 ピーター・M・センゲ教授は、お互いに学び合って、システマティックなアプローチで共通のビジョン実現を目指す組織と定義しており、その実現手段として、組織に求められる5つ能力をディシプリンとしてを挙げています。 5つのディシプリン 5つのディシプリンは具体的には以下になります。 1.システム思考(Systems Thinking):ビジネスにおいて構造的相互作用を把握する力 →各メンバーが組織内でどのような役割を担っているかを相対的に把握・認識する 2.自己マスタリー(Personal Mastery):個々のメンバーが自己を高める意志を持つ →各メンバーがそれぞれ自身の能力向上に積極的に取り組んでいく 3.メンタル・モデル(Mental Models):凝り固まったものの考え方を克服する →固定観念から脱却し、従来のやり方にとらわれずに、そのときどきの環境に適応した柔軟な思考を持つ 4.ビジョンの共有(Shared Vision):個人と組織のビジョンに整合性を持たせる →メンバーと組織が目指す共通のビジョンを設定する 5.チーム学習(Team Learning):対話を行うスキルと場を養う →組織全体で高いレベルで学び合うことを重要視する 5つのディシプリンを習得・実現することによって、所属メンバーが課題や解決策を発見するための継続的な学習を行い、チーム全体で協力・柔軟に対応することにより問題解決型の組織を作ることができることを説いています。 ラーニング・オーガニゼーションを実現するためには、企業風土や組織文化を根本から変革していくことが求められるため、簡単ではありません。経営層の強い思いとリーダーシップが求められます。 ナレッジマネジメントの重要性とツール紹介 ラーニング・オーガニゼーションを実現するポイントの一つは、ナレッジ・マネジメントです。個人や組織で保有している暗黙知を形式知化して、組織全体でナレッジを共有することで学びは促進されます。 ナレッジ・マネジメントを実施するうえでの具体的なツールをひとつご紹介します。 GURU https://www.getguru.com/ 2013年に設立されたアメリカ フィラデルフィアの会社です。 顧客にはSlackやSpotifyなど今をときめくテクノロジー企業が含まれています。 彼らの調査によると、人々のワーキングタイムの20%は情報検索に費やされいているそうです。これらの時間を削減すべく、Guruはナレッジを適切に共有することにより、必要な情報を必要なタイミングで簡単に得られるようにすることをミッションに掲げています。 大きな特徴としては、AIを使うことで、人が自分で探すよりも適切な情報をGuruが提案できるようにしていることです。Slackとも連動が可能で、連携させることでSlack内でナレッジの共有を完結させることもできます。 まとめ 人は自ら学ぶことができる動物です。 ラーニング・オーガニゼーションの構築ができれば、変化の激しい現代のビジネス環境においても、他社に負けない強い組織へと自然と進化していきます。 時代や環境に合わせて、企業が進化して勝ち残っていくためには、ラーニング・オーガニゼーションの実現が競争力を左右していきます。 マネジメント
ワインの豆知識 2019年7月04日 【ハリウッドワインシリーズ】フランシス・フォード・コッポラ監督のワイン 以前ご紹介したマリリンモンローワインに続き、今回もハリウッドのワインをご紹介します。 有名な映画監督、フランシス・フォード・コッポラ氏がワイナリーを所有していることをご存知でしょうか?1975年からワイナリーを購入し、オリジナルワインを製造しています。今回ご紹介するワインはフランシス・フォード・コッポラ氏のワインからディレクターズカットシリーズをご紹介します。 フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー ディレクターズカット ソムリエからは「味は完璧と言っていいほどのよくできたワインです」とのコメントをもらいました。 人に楽しんでもらうことを常に考える映画監督ならではの考え方はワインにもしっかり引き継がれています。特徴はそのブドウ。カリフォルニアの中でも品種によって良いブドウができる地域は変わりますが、しっかりと良い場所を選定してブドウを栽培しているそうです。画像のワインの品種はカリフォルニアの代表品種であるZINFANDEL(ジンファンデル)です。もちろん良質なブドウから作られています。 映画のワードローブをモチーフにしたラベル(エチケット)にも楽しんでもらおうとする映画監督ならではのこだわりを感じます。 よくみると、ブドウの品種によって絵が違うとのこと。 左からカベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデル、ピノ・ノワールですが、全てモチーフが違います。パーティを彷彿とさせるお洒落で楽しい雰囲気のエチケットですね。 フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー フランシス・フォード・コッポラ監督の所有するワイナリーはお年寄りから赤ちゃんまで楽しめるような遊び心をもったワイナリーになっています。 数年前、カリフォルニアで大規模な山火事が発生したときは地域住民の避難場所にもなったそうです。来たひとを楽しませるおもてなしの心をもったワイナリーは伝統国であるヨーロッパのワイナリーとは全く違う雰囲気を楽しむことができます。 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 【お知らせ】 本記事に協力頂いているソムリエが店長を務める赤坂 あじる亭 Annessoが カリフォルニアワイン バイ ザ グラス プロモーション2019 にて優秀店として表彰されました!! カリフォルニアワイン協会主催のこのイベントはカルフォルニアワインのイベントでは1番有名な賞になります。 ぜひ皆様足を運び、カリフォルニアワインを楽しんでください! \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー ディレクターズカット Bottle 7,800円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年6月20日 ソムリエが紹介するコスパのいいワインとは?そもそもワインのコスパってなに? 「コスパ(コストパーフォーマンス)がいいワインをください。」ソムリエにはよくこんな質問が寄せられるそうです。 そもそもワインのコスパとはどういうことでしょうか? ワインの美味しい、美味しくないは個人の好みに依る部分が大きくあります。金額だけを考えれば仕入れ値に対して売値の差が小さいほどコスパがいいということになるかもしれませんが、仕入れ値は一般消費者には公開されていません。 結局のところ、普段飲んでいるワインから個人ごとに基準が作られ、それと比較することで、コスパ(コストパーフォーマンス)がでてくるのではないでしょうか? そこで今回、日々大量のワインと向き合う赤坂のワイン居酒屋 あじる亭のソムリエがコスパという観点からお勧めのワインを紹介してくれました。基準となる金額感はあじる亭のボリュームゾーンでもあるボトルで5,000円程度のワインにしています。 [目次] PB(パンサ・ブランカ) DOMAINE FOND CROZE (ドメーヌ フォンド・クローズ) LA FLOR(ラ・フロール) 最後に PB(パンサ・ブランカ) スペイン ALTA ALELLAで製造されている白ワインです。ブドウの品種はチャレッロ。スペインの定番スパーリングワインとして有名なカヴァと同じ品種です。 生産者やブドウの品種がそこまで有名ではないこともあり、価格もリーズナブル。キリッとした味わいは暑さを感じ始めた初夏にお勧めの美味しいワインです。 DOMAINE FOND CROZE (ドメーヌ フォンド・クローズ) フランスローヌ地方でのFOND CROZEというワイナリーで製造されている赤ワインです。フランスのワインは一般的に高額と思われがちですが、産地によっては金額にばらつきもあります。今回ご紹介するこちらのワインはお値段そこそこにも関わらず、味は濃くバランスの良いワインです。 品種はグルナッシュとシラー。グルナッシュはまだマイナー品種ですが、渋みが少なく、ワイン初心者でも分かりやすく味わいを楽しめます。 LA FLOR(ラ・フロール) アルゼンチン、PULENTA WINESで製造されている赤ワインです。ブドウの品種はマルベック。あまり有名ではないかもしれませんが、有名なボルドーのシャトー・マルゴーなどでも補助用で使われていたりする知る人ぞ知る品種です。南米では有名な品種で、特にアルゼンチンといえばマルベック、と覚えている人もいるくらいです。味わいは果実感があり、タンニンが少なく飲みやすいボリューム感のあるワインです。 最後に ワインのコスパを考えるときにはやはり基準値となるような付随する情報が必要になります。 最後にどうやってコスパを判断するのかソムリエに訊いてみました。 「結局は沢山ワインを飲むしかないですね。沢山飲むことで基準が明確になり、味の違い、金額感など自分なりの価値観ができてきます。」 やはり、手っ取り早いのはプロに訊くことですね。訊く際には、普段どんなワインを飲んでいるかなど基準となり得る情報を伝えることが重要です。 ちなみに、「高くて美味しいのは当たり前、コスパのいいワインをみつけたときは感動がより大きい!」とのことでした。 今回ご紹介したワイン、ぜひ試してみてください! 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 PB (パンサ・ブランカ) ボトル 5,000円 DOMAINE FOND CROZE (ドメーヌ フォンド・クローズ) ボトル 5,500円 LA FLOR(ラ・フロール) ボトル 5,000円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ※グラスで飲みたい場合も対応可能です。ソムリエにご相談ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
人事施策 2019年6月13日 コーチングのスキルをマネジメントに活かす!GROWモデルとは? 「部下が自発的に行動し、成長しながら成果を上げる」メンバーを持つ方なら誰しもが理想として考えることではないでしょうか。自発的に行動をしてもらうためには、上司であるあなたが自発的な行動を促す必要があります。今回は部下の成長を支援するコーチングのスキルでもあるGROWモデルについてご紹介します。 [目次] GROWモデルとは? コーチングとティーチングの違い GROWモデル質問例 まとめ GROWモデルとは? GROWモデルとは、上司が部下を自発的に考えさせ、行動させるための気づきと学びのサイクルを回すコーチングの基本スキルです。ビジネスコーチングを広めた権威でもある英国のJohn Whitmore(ジョン・ウィットモア)氏が開発に大きな貢献をしたと言われています。 G:Goal、R:Reality/Resource、O:Options、W:Will の頭文字からきており、 「G:Goal 目標の明確化」 「R:Reality/Resource 現実の把握/資源の発見」 「O:Options 選択肢の創造」 「W:Will 行動計画と目標達成の意志」 を表しています。 対象相手にGROWを質問を通じて明確に気づかせることを目的にしており、マネジメントだけでなく、日常的なシーンにも活用できる問題解決のプロセスです。 コーチングとティーチングの違い GROWモデルの詳細の説明をする前にコーチングとティーチングの違いをご説明します。 コーチングは、ティーチングのように相手に指示や助言を与えるのではなく、相手の自発的な行動を引き出すことで目標達成に導く手法になります。答えは相手が持っているという考えを前提に、教えるのではなく、学び成長することを手助けしていきます。 コーチングの基本ステップは、部下の認識を高め、責任を持つように支援することです。 向かうべき目標を明確にし、目標に到達するために現状をしっかり把握し、その上で考えうる選択肢を洗い出し、意志を持って取り組むように促す。これら一連のプロセスを整理し、体系化しているのがGROWモデルです。 GROWモデル質問例 コーチングでは質問を通じて、目標達成に向けて導いていきます。GROWモデルのそれぞれのプロセスにおける質問例をご紹介します。 (1) G:GOAL 目標の明確化:期待する効果やどうなっていたら良いのかを具体的にイメージする 目標を明確化する効果的な質問例 ・この仕事の目標は何ですか? ・長期的な目標は何ですか? ・目標が達成されたときに、心に描いているイメージはどのようなものですか? ・その目標に少し無理があるようなら、どんな中間目標を考えられますか? ・マイルストーンは何ですか? ・今の目標に対して、あなた自身どのような影響力を持っていますか? ・その目標はどのくらい達成可能ですか?それをどう測定しますか? 行動を促すうえで目標を明確に定め、認識させることはとても重要です。目標を納得し、理解をしているか、質問を通じて深いところまで浸透させていきましょう。 (2-1)R:REALITY 現実の把握:今どのような状態なのか事実を明確にする。また現状に対する原因や阻害要因を探る 現実を把握するための効果的な質問例 ・事実として、何が起きていますか? ・今、何が問題だと感じていますか? ・それで、今どのように状況を考えていますか? ・今、目標の何%のところまで達成できていると思いますか? ・もし、このままだと、他の人やあなた自身にどのような影響が出ますか? ・担当している仕事で、一番充実しているのはどの部分で、一番そう感じないのはどの部分ですか? 目標への現在の到達具合を聞き出す質問を通して、目標達成に必要な情報を部下から引き出しましょう。到達あるいは解決したい姿と現実のギャップを明確にし、「それがどうなれば望ましいのか」という理想の目標をさらに明確にします。特に、事柄の内容だけではなく、部下の感情を理解・把握することも大切です。現状と目標のギャップに関して部下が抱いている感情に共感すると、信頼感を得ることができます。 (2-2)R:RESOURCE 資源の発見:目標を達成するために使える「経営資源」にはどのようなものがあるか? 人、モノ、金、情報、時間を発見する 資源を発見するための効果的な質問 ・誰かそのテーマに詳しい人の力を借りられないですか? ・今までの企画書や提案書の中で使えるものはないですか? ・何かプレゼンに使えるツールはありませんか? ・営業部門から、どんな協力があったら助かりますか? ・過去の取組みから得られそうな良いヒントはないですか? ・新しい技術を使う方法はありませんか? ・他に予算を引き出せる方法はありませんか? 部下自身の内側にある資源(成功体験、得意分野、温めていたアイデア等)に気づき、それらを効果的に活用できるように質問しましょう。部下は自ら気づくことで、主体的に動くようになります。 (3)O:OPTIONS 選択肢の創造:選択肢を探す。自己選択する 選択肢を創造するための効果的な質問 ・これまで実行した中で最高の方法は何ですか? ・今まで試したことのない新しい方法はありますか? ・これまでの方法をひとひねりするとどうなりますか? ・他社では、どんなやり方をしていますか? ・もし君がお客さんだったらどうしてほしいですか? ・他に方法はありませんか? ・もし敏腕のAさんだったらどんなやり方をすると思いますか? 解決のための選択肢の検討にあたっては、いつものやり方を繰り返すのではなく、多くの選択肢を考え、検討し、その中からベストを選ぶようにしましょう。上司も一緒に考え、アイデアを引き出す、部下が出してきたどんな選択肢もすぐに否定しないことが重要です。 (4)W:WILL 行動計画と目標達成の意志:アクション・プランを作成する。実行に対する責任を持つ。測定基準を設定する 行動計画と目標達成の意志を引き出す効果的な質問 ・その目標を達成する具体的な行動計画を立ててみませんか? ・最初の活動の第1歩はどこから始めますか? ・その方針で進めるとして、いつまでにできますか? ・最終ゴールに向けて、今月末までにどこまでできますか? ・一週間以内にやるとしたら、何をしますか? ・これをやりとげたら、どんな気持ちになりますか? 目標達成のための「具体的な行動計画」を策定し、定めた目標を必ず達成する強い意志とやる気を確認しましょう。「いつまでに、これを実施しなさい」と上司が指示するのではなく、「私は、いつまでにこれをやります!」と部下に自分で宣言させて、意欲を引き出すことが大切です。 まとめ 現在、部下に対して自発的な行動を促すことができているか、確認するために以下の質問を用意しました。 ・ あなたは、部下に仕事を依頼するとき、仕事の目標(どのような状態になったらこの仕事は完了したといえるのか)について、意識して部下に考えさせていますか? ・あなたは、部下に仕事を依頼するとき、この仕事を通して部下に成長してもらおうと意識して仕事を依頼することがありますか? ・ あなたは、部下に仕事を依頼するとき、意識して部下が活用できるリソース(人、物、金、情報、時間)について考えさせていますか? これらの質問に対して、具体的な事象とともに回答ができる場合は、部下に自発的な行動を促すように接することができていることでしょう。 もし、できていない場合は、今回ご紹介したGROWモデルの活用にぜひトライしてみてください。きっと、部下が自発的に行動し、成長スピードが飛躍的に上昇します。 部下の成長は上司であるあなたの接し方が大きく影響しています。部下が自発的に行動しないとお悩みの方はぜひ自分の接し方を変えてみてはいかがでしょうか? マネジメント
ワインの豆知識 2019年6月07日 【ハリウッドワインシリーズ】マリリン・モンローのワインで飲み会が盛り上がること間違いなし! アメリカ カリフォルニア州ロサンゼルに生まれた女優兼モデルのマリリン・モンロー。 一世を風靡した世界の大スター、マリリン・モンローをモチーフにしたワインがあるのをご存知ですか?年代によってボトルに貼られるラベルも変わり、ファンにはたまらないこのワイン。今回はそんなマリリン・モンローワインをご紹介します。飲み会や贈り物などに喜ばれるお勧めのワインです! 1.マリリン ブランド ノワール ブランドノワールとはシャンパーニュ製法のひとつとして使われている言葉で、こちらのワインはほんのりロゼの雰囲気のするスパークリングワインです。飲み会の最初、乾杯をする際に、マリリン・モンローを絡めた小ネタをはさみたい時などに最適なワインです。 2.マリリン メルロー ナパバレー マリリン・モンローのワインで1番有名なワインがこちらです。味もしっかりとした完成されたワインで、重厚感も特徴です。 大人になったマリリン・モンローのセクシーさをコンセプトとして作られており、ラベルも洋服を来た大人の雰囲気を伝えていることが多いそうです。 3.マリリン ノーマ・ジーン ノーマ・ジーンはマリリン・モンローの本名です。若い時にはこの名前で活動されていました。その若さをイメージしたメルローの若い木から製造されているワインです。カジュアルでキャピキャピとした雰囲気が味にもでてきています。甘みがあるワインが好きな女性に好印象です。「マリリン メルロー ナパバレー」と違い、若さや健康美をコンセプトにしており、ラベルも水着のものが多いそうです。 マリリンワインの特徴はそのコルクにも現れています。 コルクを抜くとそこには、マリリン・モンローを象徴するようなキスマークとほくろが描かれています。細部までのこだわりに製造者のマリリン・モンローへの愛を感じますね。 (今回のワインの中では、マリリン ナパバレー、マリリン ノーマ・ジーンが対象です) 4.マリリンモンローシャルドネ(白) スクリューキャップのマリリンワインです。ソムリエナイフ不要なので外でのバーベキューなど、アウトドアに最適です。 こちらのシリーズは白赤ロゼ全て揃っています。 マリリンモチーフのキャップも特徴で、あの有名なシーンが描かれています。 マリリン・モンローワインはデザインだけでなく、その味も本物。マリリン財団から許可を得たワイナリーが製造しているため、キャッチーなだけでなく味もしっかりしています。中途半端な伝統国(フランスなどのヨーロッパ)ワインよりも美味しいという意見も数多くあります。 ソムリエはキャリアウーマンが集まる女子会の時などにもよく勧めているそうです。また、40,50台の男性だけの飲み会の時にも「女性が足りないみたいなので、こちらどうですか?」なんて冗談と共に勧めると盛り上がりをみせるそうです。 年代によってラベルが変わることから、コレクターも多いこのマリリン・モンローワイン。最後に2015年のマリリン メルロー ナパバレーのポスターをご紹介します。 やっぱり、マリリン・モンローはセクシーで素敵ですね! 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・マリリン ブランド ノワール Bottle 8,500円 ・マリリン メルロー ナパバレー Bottle 10,000円 ・マリリン ノーマジーン Bottle 5,900円 ・マリリンモンロー シャルドネ Bottle 5,500円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年5月23日 ソムリエに訊く!ワインの選び方3つのポイントと初夏にお勧めのワイン お店に行くと沢山の種類のワインがあり、「どれを選んだらいいのか分からない !」、そんな経験はありませんか? 初心者にとっては、ワインの選別はなかなか難しいもの。ならば店員に訊くのが1番手っ取り早い!どのように訊けば、1番最適なワインを選ぶことができるのか、ソムリエが初夏にお勧めのワインとともに3つのポイントを教えてくれました。 [目次] 店員にワインを尋ねるときの3つのポイント シチュエーション 味 料理 初夏のワイン MENTI メンティ DETTORI デットーリ 店員にワインを尋ねるときのポイントは以下の3つになります。 シチュエーション 味 料理 シチュエーション 用途や目的を店員に伝えましょう。何かエピソードがあればそれにまつわるワインがあったり、例えば誕生日や創業記念日などへの贈り物なら、それに合わせた年代のワインなど、適切なアドバイスをくれます。また、外で飲むのか、自宅で飲むのか、シーンによっても様々です。外で飲むときはソムリエナイフがなくても開栓できるワインの方が手軽に楽しめたりします。 味 初心者にとっては「味」を伝えるのはなかなか難しいですね。そんなときは普段飲んでいるお酒を伝えてみましょう。 ソムリエの資格を取るには他のお酒の勉強もしています。普段飲んでいるお酒を伝えることで、会話がはずみ自然と好みのワインに出会えたりします。例えば、普段はビールを中心に飲んでいるいるなら、炭酸系が好みということで、スパークリングを提案してくれたり、普段とは違い白や赤を提案してくれたりと、会話を楽しみながら選ぶことができます。 料理 ワインとともにどんな料理を食べるのか。食事に合わせて楽しむことができるのもワインの特徴。どんな料理と共にワインを飲む予定なのかを訊くことでお勧めのワインを提案してくれます。 ぜひ、店員との会話も楽しみながら、ワインを選んでみてはいかがでしょうか? そして、本日ご紹介するワインはシチュエーションを「初夏にかけて飲んで楽しいワイン」として、ソムリエに選んでもらいました。 MENTI メンティ フリッツァンテと呼ばれる微発泡性タイプのイタリアのスパークリングワインです。 ガルガーネガというイタリアの白ワイン用のブドウ品種から作られています。 柔らかい微発泡性が果実感を感じさせ、サラダなどにとても合う初夏にぴったりな爽やかなワインです。 DETTORI デットーリ イタリアのオレンジワインです。ベルメンティーノという品種から作られています。 オレンジワインは過去に【世界のワイン】春爛漫!そんな時に飲みたくなる スロバキア/スペインのワインでも紹介していますが、白ワイン用のブドウを使い赤ワインの手法で作るワインです。タンニンがあり、しっかりした味わいながら、香りが華やかで、爽やかさを楽しむことができるワインです。カルパッチョなどの魚介系にも合いますし、豚肉やバターなどが含まれた油の料理にも合う万能のワインです。オレンジワインは使い勝手がよく、様々な料理にあうので、お店でボトルで頼み一本で完結するお客様もとても多いそうです。赤ワインは暑くなってくると、重く感じるなという方にはこのオレンジワインはとてもお勧めとのことでした。 初夏には初夏のワインを! 季節にあわせて好きなワインをつくると季節をより一層楽しむことができますね。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 MENTI ボトル 6,500円 DETTORI ボトル 6,900円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ※グラスで飲みたい場合も対応可能です。ソムリエにご相談ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
HRTech 2019年5月20日 効率的な学習を実現するマイクロラーニングとは? 様々なITツールが出現し、ビジネスのスピードは日々加速しています。優秀なビジネスパーソンには、これまで以上のスピードでより効率的にスキルを習得することが求められています。そんな昨今、若い世代を中心に活用されているマイクロラーニングについて、今回はご紹介します。 [目次] マイクロラーニングとは? マイクロラーニング用のコンテンツ制作時の注意事項 具体的なツール まとめ マイクロラーニングとは? マイクロラーニングは、従来のイーラーニングのように時間をかけて学習するのではなく、短時間で学習するスタイルのことを言います。ちょっとした隙間時間にスマホやタブレットで学習するなど、好きな時間に好きなデバイスで学習することができるのが特徴です。 以前と比べると世の中の情報量が飛躍的に増えており、現代人に求められるスキルは多岐に渡るようになってきました。そのため、情報収集や学習をいかにして効率的に行うかが、今のビジネスパーソンには求められてきています。 マイクロラーニングの学習用のコンテンツは数分くらいが中心で、長くても10分くらいです。「勉強を頑張らねばならない」というような心理的な敷居を下げ、お手軽に勉強できるに工夫されているのがマイクロラーニングです。一回が短く、しっかり完結するように作られているので、通勤時間や休憩時間、少し空いた時間に勉強することが可能となります。スマホやタブレットに慣れ親しんでいる世代には特に向いているシステムで、短い時間で繰り返し学習することができるため、反復学習がしやすく、内容の定着化にも効果を発揮します。 マイクロラーニング用のコンテンツ制作時の注意事項 マイクロラーニング用のコンテンツを制作する際、短いコンテンツが必要とはいえ、1時間などの長時間のコンテンツを単に分割すればいいというわけではありません。短くてもその時間内でしっかり完結するように制作する必要があります。連続で学習しなくても、短い時間でしっかり完結し、学ぶことができるようにすることがポイントです。従来のコンテンツでは、ストーリーを決め、専門家に依頼しコンテンツを用意する必要がありました。しかし、マイクロラーニングでは、テクノロジーの進化と共に短く簡単に、専門家でなくても気軽に作ることが可能になってきました。 これまでの、「マニュアルなどを作成し文章だけで伝える」のではなく、企業内でのナレッジ共有や、技術伝承にもこのマイクロラーニングが徐々に使われてきています。 具体的なツール そんなマイクロラーニングの具体的なツールをご紹介します。 Qstream:https://qstream.com/ 2008年設立のアメリカに本社を置く会社です。Life Science やHealth Careの分野など幅広い業界で既に利用されています。 以下にQstreamについて2分でまとめられた、動画をご紹介します。 こちらの動画では主に営業スキルの向上に使われている例が紹介されています。 スマホやタブレットを使いながら、場所を気にせずいつでも学習することが可能になっています。市場からの期待も高く、既に数十ミリオン$を調達しており、今後の展開が注目されている企業の1つです。 まとめ 料理レシピの世界でも、以前は画像とテキストのレシピが多かったのが、短時間で分かりやすく作られた料理動画などがここ数年では飛躍的に増えてきています。簡潔にビジュアル化されたコンテンツがわかりやすさと共に理解を促進しています。 その他、ブレンド型研修と言われる、集合研修とイーラーニングを組み合わせた研修などもでも事前学習や復習にマイクロラーニングのシステムが活用されてきています。 情報スピードがどんどん加速している昨今、マイクロラーニングを活用し、令和時代の優秀なビジネスパーソンを目指していきましょう。
ワインの豆知識 2019年5月13日 バーべキューで飲むワイン!青空の下、野外で楽しみたい カリフォルニアワイン 春から夏にかけて、バーベキューシーズンの到来です! 青空の下で飲むワインは格別。そんなバーベキューシーンにぴったりなカリフォルニアワインをソムリエが紹介してくれました。 [目次] PIPER SONOMA パイパー ソノマ (白 スパークリング) BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル (ロゼ スパークリング ) GIRASOLE ジラソーレ (赤ワイン) PIPER SONOMA パイパー ソノマ (白 スパークリング) パイパー・エドシックをご存知でしょうか?フランスのシャンパーニュ地方の有名なシャンパーニュメゾン(シャンパーニュメーカー)です。そのパイパー・エドシックがカリフォルニアのブドウで作っているスパークリングがPIPER SONOMA(ソノマ カリフォルニアの地名)です。 さすが、実力のあるシャンパーニュメゾンが作っているため、その味はまさに本物。 もともとシャンパーニュ地方はブドウが育ちにくい場所とも言われています。そんな地方で、より美味しいワインを作るために確立されたのが、シャンパーニュ方式。その方式に則り、気候の良いカリフォルニアのブドウで作られるこのワインが、美味しくないわけがありません。 一般的にシャンパーニュ方式での製造は手間がかかるため価格も高くなる傾向があります。そんななか、PIPER SONOMAはコストパフォーマンスも圧倒的で「下手なシャンパーニュよりも美味しい」という声もしばしば聞こえてきているそうです。 シャンパーニュ方式で作ると「泡の列」になるのが特徴です。重厚感がでてくるため、デートのシーンなどにも向いています。 1年くらい前から日本への輸入が開始。今、徐々に界隈では話題にもあがるようになってきており、もうすぐ有名になることが予想されています。 (この流れでシャンパーニュメゾンが作るカリフォルニア・スパークリングが今度どんどん増えてくるかもしれません。) デートにも向いているこのPIPER SONOMA、ご紹介した小ネタと一緒に気持ちのいい天気の日にこのワインと共にテラスで女性を口説いてみてはいかがでしょうか?(笑) BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル (ロゼ スパークリング ) ジンファンデルから作られたロゼのスパークリングワイン、BERINGER ベリンジャー。 1876年に創業したカリフォルニア NAPAを代表する伝統あるワイナリーが作っています。 ベリンジャーは、40代50代のワイン好きなひとならほとんどが知っている有名なワイン。 シャルマ方式で作られているこのワインは泡が軽くなるのが特徴で、バーベキューなど重苦しくなく、カジュアルシーンにぴったりのワインです。 カリフォルニアのスパークリングはお肉との相性が抜群ですが、特にロゼ・スパークリングはグリル系のお肉によく合います。スパークリングはソムリエナイフ不要で開栓できるので、野外でのイベント、バーベキュー時にも気軽に楽しむことができます。 GIRASOLE ジラソーレ (赤ワイン) イタリア語で「ひまわり」を意味するGIRASOLE。ラベルに描かれたひまわりが印象的な カベルネ・ソーヴィニヨンから作れている赤ワインです。 カリフォルニアのカジュアルなカベルネソーヴィニヨンやジンファンデルはバーベキューで焼いたお肉にピッタリです。 「ひまわり」の名前が表すように、GIRASOLEはオーガニック、自然を意識しながら、Mendocino County(メンドシーノ・カウンティ)で作られています。肥料にひまわり利用したり、日照具合のバロメーターにひまわり活用したりと、まさに「ひまわり」の名前に相応しいワインです。 ラベルに描かれているかわいいハチもオーガニックを表現しています。 こちらのワインはスクリューキャップですのでスパークリング同様オープナーなしで開けられます。 初夏の気持ちのいい季節、野外でもぜひワインを楽しんでみてください! 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ 暖かい季節はテラスでも楽しんで頂くことができます! こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・PIPER SONOMA パイパー ソノマ Glass 1,000円 Bottle 6,000円 ・BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル Glass 750円 Bottle 4,300円 ・GIRASOLE ジラソーレ Glass 800円 Bottle 4,800円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインで対談 2019年4月23日 ウェブ面接が採用市場にもたらす革新と地方創生の可能性とは – ブルーエージェンシー 前田 裕人さん × セレブレイン 関 伸恭【後編】 セレブレインのコンサルタントとゲストが、ワインと料理を楽しみながら人事について本音で語り合う対談企画。第11回ゲストはウェブ面接システム「インタビューメーカー」を提供する株式会社ブルーエージェンシー・代表取締役の前田 裕人さんです。現在、採用の現場で注目を集めるウェブ面接ツールの有用性について伺うと共に、前田さんが構想されている「地方創生×ウェブ面接」のビジョンについてもお話しいただきました。聞き手はセレブレイン パートナーHR Techコンサルティング事業担当・関 伸恭が務めます。 第11回ゲスト:前田 裕人さん略歴 中学時代からバンド活動に打ち込み、音楽の専門学校を卒業後は開発会社に入社。退職後はバンド活動の資金集めのため、アルバイトとしてブルーエージェンシーに立ち上げメンバーの一人として参画する。その後、インタビューメーカーのリリースに携わり、2016年8月に代表取締役に就任した。 現在の採用市場は大企業と中小企業で二分化されている 関:インタビューメーカーが急成長している背景には、人材不足と言われる中で企業の採用を取り巻く環境の変化があると思います。今は売り手市場ですが、企業の採用担当者の皆さんは大変苦労されていますよね。 前田:本当に大変ですよね。今、人に満足している企業ってほとんどないんじゃないでしょうか。つねに良い人材がほしいと思っているはずです。 関:これまでの採用業務は労働集約的な側面もありますが、これからは採用プロセスを進めるにあたって、これまで以上に人材との接点を増やしていかないといけませんからね。昔は接点といえば求人媒体や展示会、人材紹介が中心でしたが、今はダイレクトリクルーティングやリファラル採用など、いろいろなやり方がありますし。 前田:そうなんですよね。ダイレクトリクルーティングやリファラルとなると、これまでと進め方が大きく変わりますので、企業の人事はマインドチェンジを迫られています。 関:以前は求人サイトに登録して、そこからやってくる人材をどうスクリーニングするかが人事の仕事でした。ところが、今は応募してくれる人を増やす行為にかなり力量をおいて実施していかないとうまく進みません。そういう意味でもウェブ面接はニーズがあると感じます。時間や空間を超えていつでもどこでも面接ができるのは大きなメリットですね。 前田:ええ。現在の採用市場は二分化されています。大企業の場合は応募が多すぎて、一人ひとりの応募者を見極めていくことが大変です。全員面接したいが、そこまで行うには人も時間も足りない。スクリーニングするのにもなるべく書類ではなく応募者と話をしたい。そこでウェブ面接を活用して、質と量を確保することに取り組んでいます。一方で、中小企業は応募が少なく、とにかく応募者を増やしたい。しかし応募者からすると面接に出向くこともハードルになりますから、辞退してしまうことも少なくありません。ウェブ面接は出向く必要がありませんから、応募のハードルを下げることができるんです。 関:なるほど。大企業と中小企業、それぞれの事情は違っても、どちらにもウェブ面接のニーズがあるわけですね。 採用に対する企業の危機感が増している 野村/店長:続いてのお料理は「大人のロールキャベツ」です。赤ワインで煮込んでいて、メインとして召し上がっていただけるボリュームのある一皿です。お肉は粗い合いびき肉で、それを薄い豚足で巻いて、下仁田ネギでキャベツを結びました。 前田:普通のロールキャベツとぜんぜん違いますね! これはおいしそうです。 関:こうなるとワインが気になりますね。 野村/店長:大人のロールキャベツに合わせるワインはブルガリアの赤ワイン、カタルジーナ・メゼック マヴルッドをご用意しました。 前田:ブルガリアですか! 関:あまり聞かないですね。 野村/店長:そうなんです。ブルガリアワインは日本にはあまり入ってきていないのですが、実は昔からワインをつくっている国なんです。このワインはブルガリアの土着品種であるマブルッド100%のワインで、シラーに似た雰囲気があり、お肉にも合います。 関:たしかに香りにブラックベリーなど黒系果実のニュアンスを感じます。それでいて親しみやすくキャッチーな味わいですね。タンニンもなめらかですし、シラーよりも果実味がふくよかで陽気な印象です。 前田:ロールキャベツのジューシーな合いびき肉とすばらしくマッチしますね。豚足のコリッとした食感も面白いです。 関:お話を戻しますと、採用といっても新卒や中途、アルバイトなどがあるかと思いますが、インタビューメーカーはどの領域に一番使われているのですか? 前田:一番多いのは中途採用ですね。というのも中途採用の対象となる方は、昼間は現職の会社で働いていることが多いですよね。そうなるとなかなか面接する時間を確保するのも簡単ではありません。そこでウェブ面接が役立つのです。 関:なるほど。対面での面接だと会社側の事業部門の方々などのスケジュール調整も大変ですよね。弊社はヘッドハンティング事業も行っていますが、現職でバリバリ活躍されている人材の方との面談調整は、時間がかかることが多いです。 前田:ええ。そうしたなかでまず話だけでもできるのは大きなメリットですよね。そこで動機形成ができれば次につなげることができますし、そもそもミスマッチングなのであれば、それも早くわかるに越したことはありませんから。 関:HR Techでは採用関連の領域がもっともマーケット規模が大きいと言われています。今後ウェブ面接はもっと成長していきそうですね。最近の人事業界をご覧になって、変わってきたなと思うことはありますか? 前田:二つあります。まず「ウェブ面接って何?」という状態だったのが、「今検討中です」という反応が増えました。もう一つは、採用に対する企業の危機感が増していると感じています。何か手段を変えないと良い人が採れないということに気づき、その結果ウェブ面接を採用する企業が増えている印象です。 関:同感です。採用は今、大きく変わろうとしていますね。 ウェブ面接がもたらす地方創生の可能性 野村/店長:続いてのお料理は「イカボナーラ」です。イカの身や白身魚のすり身をカルボナーラ風に仕上げました。黒い色なのはイカスミを使っているからです。クリーミーで、濃厚な旨味がつまった一皿です。 前田:これもユニークですね! 関:こちらにはどんなワインを? 野村/店長:魚介なので白ワインも合いますが、今回はあえてギリシャの赤ワインを合わせました。キリ・ヤーニのラミニスタというワインで、ぶどうは土着品種のクシノマヴロ100%です。ピノ・ノワールやメルローに近いニュアンスがあります。ギリシャは海が近いこともあり、魚介によくマッチすると思いますよ。 関:初めて飲む品種ですが、おいしいですね! イカボナーラのクリーミーな舌触りが、ワインの優しい雰囲気に似ていますね。しっかりとした酸味とミネラル感があり、どこか海を思わせるワインです。なるほど、赤ワインですが魚介ときれいにマリアージュしますね。 前田:すごく良い香りですね。そして確かにイカボナーラとよく合います。 関:さて、最後にブルーエージェンシーさんの今後の展開についても伺いたいと思います。インタビューメーカーのお話を聞いていて、採用だけでなく社員との面談にも使えるのではと感じました。 前田:実はそうやって使っていただているクライアントもあるんですよ。 関:やはりそうですか! コンサルティングの現場にいる立場からすると、上司と部下の対話ツールとしても便利だなと思いました。上司がウェブ面接で部下と接している姿を振り返りなどに活用することで、マネージャー育成にもなりますよね。組織改善につながりそうです。 前田:現場を可視化できるというのは大きいですよね。 関:そういえばブルーエージェンシーさんはシンガポールに子会社をつくられたと聞きました。なぜシンガポールなのでしょう? 前田:世界中の大企業のヘッドオフィスがシンガポールに集まっていますからね。今後はタイやマレーシアなど様々な国に進出するつもりです。 関:それは大変楽しみですね。国内のマーケットではどう展開されていくのですか? 前田:地方創生とのコラボレーションを考えています。 2月に宮崎県の日南市と移職住プロジェクトという移住希望者や求職者と日南市の事業者をつなげて、移住促進や人材確保を目指す取り組みを開始しました。地方自治体は人口減少が進む中、経済の活性化を図っていくために移住を促進して人を呼び込みたいと考えています。それと同時に企業も誘致したいと考えています。 関:地方に移住したいという人がいたとしても、確かに生活の基盤となる仕事が確保できないと難しいですよね。 前田:そうなんです。移住したいと考えていても仕事がなければ暮らせない。仕事を探そうにも、移住前に就職活動をするのはとても大変です。面接のたびに何度も地方へ行くのは難しいですからね。僕はここが地方移住の足かせになっていると思っています。そこで役立つのがウェブ面接なんです。僕たちは日南市と一緒になって現地の魅力を打ち出すメディアを創りました。メディアを通じて日南市のことを知って、興味を持ってもらい、移住のハードルはウェブ面接でなくしていくという流れです。 関:すばらしい取り組みです!これは世の中が大きく変わる可能性もありますね。 前田:ええ。移住したいと考えている潜在層はかなりいると思っています。そこを掘り起こせたら嬉しいですね。衣食住ならぬ“移職住”で地方創生に貢献したいと思います。 関:WEB面接で日本の地方を活性化!ですね。本日はありがとうございました! ブルーエージェンシーが参画されている「宮崎日南移住ナビ」はこちらをご参照下さい。 http://nichinan-uji.jp/ 今回のお店 あじる亭 Annesso 赤坂見附駅から徒歩5分。赤坂あじる亭の姉妹店で、Annesso(アネッソ)とはイタリア語で「別館」という意味。2018年にリニューアルオープンしました。フレンチをベースに、ワインに合う欧風料理と世界のワインをご提供します。スタッフは全員がソムリエ有資格者。シェフのこだわり料理をバルスタイルでどうぞ! 編集後記 ライター・カメラマンの山田井です。 前田さんのお話を伺って、思っていた以上にウェブ面接のメリットは大きいと感じました。採用活動に苦労している企業からは、ますます注目が集まりそうです。 また、後半の地方創生にかける前田さんの熱い思いには胸を打たれました。地方移住のハードルになっているのが「職」だというのは、本当にその通りだと思います。移住前に仕事が見つかりやすくなれば、本格的に人が動くようになりそうですね。 そして今回のお料理とワインもすばらしいものでした。 ブルガリアやギリシャといった、普段あまり目にしない国のワインがグラスで気軽に楽しめるのはあじる亭Annessoならでは。シェフによる唯一無二のお料理と合わせて、ぜひ皆さんも楽しんでみてください。
ワインの豆知識 2019年4月20日 【世界のワイン】アメリカワインの魅力をご紹介!! ZINZILA(ジンジラ)、PLANET OREGON(プラネットオレゴン)、SALMoN RUN(サーモンラン) ニューワールドの代表格と言っても過言ではない、アメリカ。カリフォルニアのワインは知名度も高く、日本でも沢山の方に愛飲されています。 そんなアメリカのワインを、今回ソムリエが紹介してくれました。 [目次] ZINZILA ジンジラ PLANET OREGON プラネットオレゴン SALMoN RUN サーモンラン ZINZILA ジンジラ 赤ワイン 産地:アメリカ カリフォルニア州 品種:ジンファンデル アメリカでダントツのワイン生産数を誇るカリフォルニアのワインです。 ワインの名称でもある「ジンジラ」は、親日家の生産者が品種であるZINFANDEL(ジンファンデル)とゴジラから名付けたと言われています。 全体的に濃厚な味わいのワインですが、タンニンつまり渋みがほとんどないのが特徴です。濃度が高く、赤みのお肉にとても合うワインです。 伝統国ヨーロッパのワインに慣れている人からすると、このエチケット(ラベルのこと)を見るとかなり違和感があるのではないでしょうか。 「エチケットから目立たせて、楽しんでもらい、ワインを買ってもらおう」というこの商業的感覚が旧世界にはない発想で、アメリカらしさを感じさせる部分です。 日本では、このラベルを見たら買う人は少ないかもしれないですが、味は保証するとのことで、まずはお店で飲んでみてくださいとのことでした。 お店では「あの怪獣みたないエチケットのワインはないの?」と、覚えてもらいやすく話のネタにもなるので、リピートで楽しまれる人も多いそうです。 PLANET OREGON プラネットオレゴン 赤ワイン 産地:アメリカ オレゴン州 品種:ピノ・ノワール カリフォルニア ナパ・バレーで伝説的なワイン製造家トニーソーターがどうしてもピノ・ノワールでワインを作りたくなり、ピノ・ノワールに最適な場所としてオレゴン州を選び開始したのがこちらのPLANET OREGON プラネットオレゴンです。 エチケットには地球の中にオレゴン州が描かれていたりと、細部へのこだわりを感じさせます。 ピノ・ノワールは寒い地方に向いているワインです。そのため、温暖なカリフォルニアにはあまり向いていないため、オレゴン州を選択されました。 オレゴン州はフランスブルゴーニュ地方とアメリカカリフォルニア州の良さをあわせたような気候です。できるワインも両方のワインをいいとこ取りしたような、美味しいワインが多いのも特徴です。 SALMoN RUN サーモンラン 白ワイン 産地:アメリカ ニューヨーク州 品種:リースリング ニューヨークと聞くと、タイムズスクエアや自由の女神などを思い浮かべ、ワインのことなどはまるででてこない人が、ほとんどではないでしょうか? しかし、ニューヨーク州も地方には農場があり、アメリカ国内での州ごとの生産量も第3位にランキングされたりとワインも盛んな地域です。(1位は圧倒的にカリフォルニア、2位ワシントン州です。) ニューヨーク州は気温の低いエリアになりますので、ワインの味わいもカリフォルニアとは全く別の味になります。いろんな味わいを楽しめるワインが多く、ここ数年人気がでてきています。日本に輸入する場合、東海岸のワインは西海岸と比較すると、海路での輸送コストが大きくなるという大きな障壁が存在しています。西海岸からは太平洋経由で直接日本にくることができますが、東海岸からは大きく迂回してくる必要があるからです。それでも、近年少しずつ日本への輸入も増えてきています。 今回紹介するSALMoN RUN サーモンランは、フランスワインの味に似ているどんな料理にも合う万能型のワインです。(※春に飲みたくなるワイン!リースリング アンドレアス.J.アダム/カンパイ・ワインズ ロゼ ヒノトリ(火の鳥)でご紹介していますが、リースリングなので、何にでも合いやすい、ソムリエ的には便利でずるいワインの1つです。) ボトルが青色なのも特徴のひとつです。青は食欲を減衰させるという説もあり、飲食業界では敬遠するケースもあるそうですが、お客様の中にはこの美しいボトルが好きな方も結構いるとのことでした。 アメリカは国土も広く、場所により気候も様々です。気候によりブドウが変わり、味わいにも大きく影響するワイン。アメリカだけで世界中の産地のワインをカバーできるとも言われていたりするそうです。 フランス、イタリア、スペインに次ぐ世界第4位のワイン生産国であるアメリカ。カリフォルニア以外のアメリカワインもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 ジンジラ ボトル6,500円 オレゴン ボトル7,500 リースリング ボトル6,500円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ※グラスで飲みたい場合も対応可能です。ソムリエにご相談ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介