ワインの豆知識 2019年6月07日 【ハリウッドワインシリーズ】マリリン・モンローのワインで飲み会が盛り上がること間違いなし! アメリカ カリフォルニア州ロサンゼルに生まれた女優兼モデルのマリリン・モンロー。 一世を風靡した世界の大スター、マリリン・モンローをモチーフにしたワインがあるのをご存知ですか?年代によってボトルに貼られるラベルも変わり、ファンにはたまらないこのワイン。今回はそんなマリリン・モンローワインをご紹介します。飲み会や贈り物などに喜ばれるお勧めのワインです! 1.マリリン ブランド ノワール ブランドノワールとはシャンパーニュ製法のひとつとして使われている言葉で、こちらのワインはほんのりロゼの雰囲気のするスパークリングワインです。飲み会の最初、乾杯をする際に、マリリン・モンローを絡めた小ネタをはさみたい時などに最適なワインです。 2.マリリン メルロー ナパバレー マリリン・モンローのワインで1番有名なワインがこちらです。味もしっかりとした完成されたワインで、重厚感も特徴です。 大人になったマリリン・モンローのセクシーさをコンセプトとして作られており、ラベルも洋服を来た大人の雰囲気を伝えていることが多いそうです。 3.マリリン ノーマ・ジーン ノーマ・ジーンはマリリン・モンローの本名です。若い時にはこの名前で活動されていました。その若さをイメージしたメルローの若い木から製造されているワインです。カジュアルでキャピキャピとした雰囲気が味にもでてきています。甘みがあるワインが好きな女性に好印象です。「マリリン メルロー ナパバレー」と違い、若さや健康美をコンセプトにしており、ラベルも水着のものが多いそうです。 マリリンワインの特徴はそのコルクにも現れています。 コルクを抜くとそこには、マリリン・モンローを象徴するようなキスマークとほくろが描かれています。細部までのこだわりに製造者のマリリン・モンローへの愛を感じますね。 (今回のワインの中では、マリリン ナパバレー、マリリン ノーマ・ジーンが対象です) 4.マリリンモンローシャルドネ(白) スクリューキャップのマリリンワインです。ソムリエナイフ不要なので外でのバーベキューなど、アウトドアに最適です。 こちらのシリーズは白赤ロゼ全て揃っています。 マリリンモチーフのキャップも特徴で、あの有名なシーンが描かれています。 マリリン・モンローワインはデザインだけでなく、その味も本物。マリリン財団から許可を得たワイナリーが製造しているため、キャッチーなだけでなく味もしっかりしています。中途半端な伝統国(フランスなどのヨーロッパ)ワインよりも美味しいという意見も数多くあります。 ソムリエはキャリアウーマンが集まる女子会の時などにもよく勧めているそうです。また、40,50台の男性だけの飲み会の時にも「女性が足りないみたいなので、こちらどうですか?」なんて冗談と共に勧めると盛り上がりをみせるそうです。 年代によってラベルが変わることから、コレクターも多いこのマリリン・モンローワイン。最後に2015年のマリリン メルロー ナパバレーのポスターをご紹介します。 やっぱり、マリリン・モンローはセクシーで素敵ですね! 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・マリリン ブランド ノワール Bottle 8,500円 ・マリリン メルロー ナパバレー Bottle 10,000円 ・マリリン ノーマジーン Bottle 5,900円 ・マリリンモンロー シャルドネ Bottle 5,500円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年5月23日 ソムリエに訊く!ワインの選び方3つのポイントと初夏にお勧めのワイン お店に行くと沢山の種類のワインがあり、「どれを選んだらいいのか分からない !」、そんな経験はありませんか? 初心者にとっては、ワインの選別はなかなか難しいもの。ならば店員に訊くのが1番手っ取り早い!どのように訊けば、1番最適なワインを選ぶことができるのか、ソムリエが初夏にお勧めのワインとともに3つのポイントを教えてくれました。 [目次] 店員にワインを尋ねるときの3つのポイント シチュエーション 味 料理 初夏のワイン MENTI メンティ DETTORI デットーリ 店員にワインを尋ねるときのポイントは以下の3つになります。 シチュエーション 味 料理 シチュエーション 用途や目的を店員に伝えましょう。何かエピソードがあればそれにまつわるワインがあったり、例えば誕生日や創業記念日などへの贈り物なら、それに合わせた年代のワインなど、適切なアドバイスをくれます。また、外で飲むのか、自宅で飲むのか、シーンによっても様々です。外で飲むときはソムリエナイフがなくても開栓できるワインの方が手軽に楽しめたりします。 味 初心者にとっては「味」を伝えるのはなかなか難しいですね。そんなときは普段飲んでいるお酒を伝えてみましょう。 ソムリエの資格を取るには他のお酒の勉強もしています。普段飲んでいるお酒を伝えることで、会話がはずみ自然と好みのワインに出会えたりします。例えば、普段はビールを中心に飲んでいるいるなら、炭酸系が好みということで、スパークリングを提案してくれたり、普段とは違い白や赤を提案してくれたりと、会話を楽しみながら選ぶことができます。 料理 ワインとともにどんな料理を食べるのか。食事に合わせて楽しむことができるのもワインの特徴。どんな料理と共にワインを飲む予定なのかを訊くことでお勧めのワインを提案してくれます。 ぜひ、店員との会話も楽しみながら、ワインを選んでみてはいかがでしょうか? そして、本日ご紹介するワインはシチュエーションを「初夏にかけて飲んで楽しいワイン」として、ソムリエに選んでもらいました。 MENTI メンティ フリッツァンテと呼ばれる微発泡性タイプのイタリアのスパークリングワインです。 ガルガーネガというイタリアの白ワイン用のブドウ品種から作られています。 柔らかい微発泡性が果実感を感じさせ、サラダなどにとても合う初夏にぴったりな爽やかなワインです。 DETTORI デットーリ イタリアのオレンジワインです。ベルメンティーノという品種から作られています。 オレンジワインは過去に【世界のワイン】春爛漫!そんな時に飲みたくなる スロバキア/スペインのワインでも紹介していますが、白ワイン用のブドウを使い赤ワインの手法で作るワインです。タンニンがあり、しっかりした味わいながら、香りが華やかで、爽やかさを楽しむことができるワインです。カルパッチョなどの魚介系にも合いますし、豚肉やバターなどが含まれた油の料理にも合う万能のワインです。オレンジワインは使い勝手がよく、様々な料理にあうので、お店でボトルで頼み一本で完結するお客様もとても多いそうです。赤ワインは暑くなってくると、重く感じるなという方にはこのオレンジワインはとてもお勧めとのことでした。 初夏には初夏のワインを! 季節にあわせて好きなワインをつくると季節をより一層楽しむことができますね。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 MENTI ボトル 6,500円 DETTORI ボトル 6,900円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ※グラスで飲みたい場合も対応可能です。ソムリエにご相談ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年5月13日 バーべキューで飲むワイン!青空の下、野外で楽しみたい カリフォルニアワイン 春から夏にかけて、バーベキューシーズンの到来です! 青空の下で飲むワインは格別。そんなバーベキューシーンにぴったりなカリフォルニアワインをソムリエが紹介してくれました。 [目次] PIPER SONOMA パイパー ソノマ (白 スパークリング) BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル (ロゼ スパークリング ) GIRASOLE ジラソーレ (赤ワイン) PIPER SONOMA パイパー ソノマ (白 スパークリング) パイパー・エドシックをご存知でしょうか?フランスのシャンパーニュ地方の有名なシャンパーニュメゾン(シャンパーニュメーカー)です。そのパイパー・エドシックがカリフォルニアのブドウで作っているスパークリングがPIPER SONOMA(ソノマ カリフォルニアの地名)です。 さすが、実力のあるシャンパーニュメゾンが作っているため、その味はまさに本物。 もともとシャンパーニュ地方はブドウが育ちにくい場所とも言われています。そんな地方で、より美味しいワインを作るために確立されたのが、シャンパーニュ方式。その方式に則り、気候の良いカリフォルニアのブドウで作られるこのワインが、美味しくないわけがありません。 一般的にシャンパーニュ方式での製造は手間がかかるため価格も高くなる傾向があります。そんななか、PIPER SONOMAはコストパフォーマンスも圧倒的で「下手なシャンパーニュよりも美味しい」という声もしばしば聞こえてきているそうです。 シャンパーニュ方式で作ると「泡の列」になるのが特徴です。重厚感がでてくるため、デートのシーンなどにも向いています。 1年くらい前から日本への輸入が開始。今、徐々に界隈では話題にもあがるようになってきており、もうすぐ有名になることが予想されています。 (この流れでシャンパーニュメゾンが作るカリフォルニア・スパークリングが今度どんどん増えてくるかもしれません。) デートにも向いているこのPIPER SONOMA、ご紹介した小ネタと一緒に気持ちのいい天気の日にこのワインと共にテラスで女性を口説いてみてはいかがでしょうか?(笑) BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル (ロゼ スパークリング ) ジンファンデルから作られたロゼのスパークリングワイン、BERINGER ベリンジャー。 1876年に創業したカリフォルニア NAPAを代表する伝統あるワイナリーが作っています。 ベリンジャーは、40代50代のワイン好きなひとならほとんどが知っている有名なワイン。 シャルマ方式で作られているこのワインは泡が軽くなるのが特徴で、バーベキューなど重苦しくなく、カジュアルシーンにぴったりのワインです。 カリフォルニアのスパークリングはお肉との相性が抜群ですが、特にロゼ・スパークリングはグリル系のお肉によく合います。スパークリングはソムリエナイフ不要で開栓できるので、野外でのイベント、バーベキュー時にも気軽に楽しむことができます。 GIRASOLE ジラソーレ (赤ワイン) イタリア語で「ひまわり」を意味するGIRASOLE。ラベルに描かれたひまわりが印象的な カベルネ・ソーヴィニヨンから作れている赤ワインです。 カリフォルニアのカジュアルなカベルネソーヴィニヨンやジンファンデルはバーベキューで焼いたお肉にピッタリです。 「ひまわり」の名前が表すように、GIRASOLEはオーガニック、自然を意識しながら、Mendocino County(メンドシーノ・カウンティ)で作られています。肥料にひまわり利用したり、日照具合のバロメーターにひまわり活用したりと、まさに「ひまわり」の名前に相応しいワインです。 ラベルに描かれているかわいいハチもオーガニックを表現しています。 こちらのワインはスクリューキャップですのでスパークリング同様オープナーなしで開けられます。 初夏の気持ちのいい季節、野外でもぜひワインを楽しんでみてください! 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ 暖かい季節はテラスでも楽しんで頂くことができます! こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・PIPER SONOMA パイパー ソノマ Glass 1,000円 Bottle 6,000円 ・BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル Glass 750円 Bottle 4,300円 ・GIRASOLE ジラソーレ Glass 800円 Bottle 4,800円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年4月20日 【世界のワイン】アメリカワインの魅力をご紹介!! ZINZILA(ジンジラ)、PLANET OREGON(プラネットオレゴン)、SALMoN RUN(サーモンラン) ニューワールドの代表格と言っても過言ではない、アメリカ。カリフォルニアのワインは知名度も高く、日本でも沢山の方に愛飲されています。 そんなアメリカのワインを、今回ソムリエが紹介してくれました。 [目次] ZINZILA ジンジラ PLANET OREGON プラネットオレゴン SALMoN RUN サーモンラン ZINZILA ジンジラ 赤ワイン 産地:アメリカ カリフォルニア州 品種:ジンファンデル アメリカでダントツのワイン生産数を誇るカリフォルニアのワインです。 ワインの名称でもある「ジンジラ」は、親日家の生産者が品種であるZINFANDEL(ジンファンデル)とゴジラから名付けたと言われています。 全体的に濃厚な味わいのワインですが、タンニンつまり渋みがほとんどないのが特徴です。濃度が高く、赤みのお肉にとても合うワインです。 伝統国ヨーロッパのワインに慣れている人からすると、このエチケット(ラベルのこと)を見るとかなり違和感があるのではないでしょうか。 「エチケットから目立たせて、楽しんでもらい、ワインを買ってもらおう」というこの商業的感覚が旧世界にはない発想で、アメリカらしさを感じさせる部分です。 日本では、このラベルを見たら買う人は少ないかもしれないですが、味は保証するとのことで、まずはお店で飲んでみてくださいとのことでした。 お店では「あの怪獣みたないエチケットのワインはないの?」と、覚えてもらいやすく話のネタにもなるので、リピートで楽しまれる人も多いそうです。 PLANET OREGON プラネットオレゴン 赤ワイン 産地:アメリカ オレゴン州 品種:ピノ・ノワール カリフォルニア ナパ・バレーで伝説的なワイン製造家トニーソーターがどうしてもピノ・ノワールでワインを作りたくなり、ピノ・ノワールに最適な場所としてオレゴン州を選び開始したのがこちらのPLANET OREGON プラネットオレゴンです。 エチケットには地球の中にオレゴン州が描かれていたりと、細部へのこだわりを感じさせます。 ピノ・ノワールは寒い地方に向いているワインです。そのため、温暖なカリフォルニアにはあまり向いていないため、オレゴン州を選択されました。 オレゴン州はフランスブルゴーニュ地方とアメリカカリフォルニア州の良さをあわせたような気候です。できるワインも両方のワインをいいとこ取りしたような、美味しいワインが多いのも特徴です。 SALMoN RUN サーモンラン 白ワイン 産地:アメリカ ニューヨーク州 品種:リースリング ニューヨークと聞くと、タイムズスクエアや自由の女神などを思い浮かべ、ワインのことなどはまるででてこない人が、ほとんどではないでしょうか? しかし、ニューヨーク州も地方には農場があり、アメリカ国内での州ごとの生産量も第3位にランキングされたりとワインも盛んな地域です。(1位は圧倒的にカリフォルニア、2位ワシントン州です。) ニューヨーク州は気温の低いエリアになりますので、ワインの味わいもカリフォルニアとは全く別の味になります。いろんな味わいを楽しめるワインが多く、ここ数年人気がでてきています。日本に輸入する場合、東海岸のワインは西海岸と比較すると、海路での輸送コストが大きくなるという大きな障壁が存在しています。西海岸からは太平洋経由で直接日本にくることができますが、東海岸からは大きく迂回してくる必要があるからです。それでも、近年少しずつ日本への輸入も増えてきています。 今回紹介するSALMoN RUN サーモンランは、フランスワインの味に似ているどんな料理にも合う万能型のワインです。(※春に飲みたくなるワイン!リースリング アンドレアス.J.アダム/カンパイ・ワインズ ロゼ ヒノトリ(火の鳥)でご紹介していますが、リースリングなので、何にでも合いやすい、ソムリエ的には便利でずるいワインの1つです。) ボトルが青色なのも特徴のひとつです。青は食欲を減衰させるという説もあり、飲食業界では敬遠するケースもあるそうですが、お客様の中にはこの美しいボトルが好きな方も結構いるとのことでした。 アメリカは国土も広く、場所により気候も様々です。気候によりブドウが変わり、味わいにも大きく影響するワイン。アメリカだけで世界中の産地のワインをカバーできるとも言われていたりするそうです。 フランス、イタリア、スペインに次ぐ世界第4位のワイン生産国であるアメリカ。カリフォルニア以外のアメリカワインもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 ジンジラ ボトル6,500円 オレゴン ボトル7,500 リースリング ボトル6,500円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ※グラスで飲みたい場合も対応可能です。ソムリエにご相談ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年3月23日 春に飲みたくなるワイン!リースリング アンドレアス.J.アダム/カンパイ・ワインズ ロゼ ヒノトリ(火の鳥) 3月も終盤に近づいてくるとすっかり春の息吹を感じてきます。筍や菜の花、フキ、アスパラガスなど、春の食材が楽しみになってきます。そんな春にお勧めのワインを今回ソムリエが紹介してくれました。 リースリング Riesling アンドレアス.J.アダム ドイツのモーゼルで作られる白ワインです。その歴史は古く、1900年頃からワインが作られており、フランスの有名な地方ボルドーとも比較されることもよくあります。 昔は今よりも甘めが強く、食事に合わせるのが難しいワインでした。しかし、最近では辛口も増えてきており、きれいな味わいになってきています。 日本の春の野菜、特に山菜などには独特の味わい(苦味)があります。好みにもよりますが、苦いものに対してはすっきりとした甘みのあるワインがとても合います。春の日本の食材には、料理を包み込むような甘みを持つリースリングがお勧めです。 ワインの選び方!伝統国、ニューワールド・・・国による味の違いを理解するでご紹介したように、気温の低いドイツワインはアルコール度数も低く、すっと飲めるのも特徴です。 と、、、ご紹介しましたが、実はリースリングは何にでも合いやすい万能的な白ワインでもあります。お客様に勧める立場のソムリエ的には便利でもあり、多少ずるいワインでもあるとの裏話も教えてもらいました。 「家庭でもワインを飲むときにはグラスで色々試すというのは難しいですよね。どれかひとつを買うとしたらば、リースリングが無難なので家庭でも喜ばれます。」とのことでした。 余談ですが、このリースリング、ボトルの形状が通常よりも多少細長くなっています。 アルザスボトルと言われる形状で、リースリングに多めのデザインとのこと。形状は違いますが、容量は同じ750mなので細長くなっています。マグナムボトルでもこの形状のため、より一層長さが目立つようになるとのことでした。 カンパイ・ワインズ ロゼ ヒノトリ(火の鳥) hi_no_tori アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレーで作られるロゼワインです。ラベルには火の鳥と千羽鶴のイメージが描かれています。 もともとは、ワイン製造での商売はしておらず、この土地に魅了された一人の台湾人男性と日本人女性の夫婦が自分たちが楽しむだけのワイン造りと卸販売用のブドウ栽培から始まりました。 しかし、2017年秋カリフォルニアで大規模な山火事が発生しました。自分たちのブドウは無事でしたが、当時は混乱を極めブドウの買い手がつくのかどうか、不透明な状態に陥ります。ならば、自分たちでワインを造ろうと製造販売を開始、現在にいたります。 火災から生まれたこのワインは、売上の一定額を火災の被災者へ寄付しており、ワインの販売を通じて復興支援に貢献をしています。 味の特徴はその甘み。ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンといえば赤ワインが一般的ですが、この「ヒノトリ」は珍しくロゼワイン。きれいなピンク色が春の雰囲気を漂わせ、春の食卓を楽しませてくれます。 日本では赤ワイン、白ワインと比較するとロゼワインの流通量は少ないそうです。 「『まずはビールから』その後「白ワイン」「赤ワイン」という流れがほぼ文化のように定着していますからね。ロゼを飲むタイミングがなかなかないのかもしれません。」 普段は飲む機会が少ないロゼワイン。この春はあえてロゼワインを積極的に楽しんでみてははいかがでしょうか。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 ・リースリング アンドレアス.J.アダム ボトル 6,000円 ・カンパイ・ワインズ ロゼ ヒノトリ(火の鳥) ボトル 7,000円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年3月08日 【世界のワイン】旧世界に属するギリシャ(リトルアーク ランティディス)、ルーマニア(シエナ) 世界のワインは、歴史のあるヨーロッパを中心とした旧世界と、アメリカ大陸やオセアニアなどの新世界の2つに分類されることがあります。一般的にヨーロッパのワインと聞くとフランス、イタリア、スペインなどの有名な国を思い浮かべる人が圧倒的に多いのではないでしょうか。 しかし、ブドウが取れるところにワインあり。 ワイン造りの歴史はあるけど日本ではなかなかみない珍しいワイン産地の代表として、今回は知る人ぞ知る、ギリシャとルーマニアのワインをソムリエが紹介してくれました。 [目次] ワインベルト ギリシャのワイン紹介:リトルアーク ランティディス ルーマニアのワイン紹介:シエナ ワインベルト ワインはブドウから作られるため、ブドウが採れる地域であれば基本的にその国のワインというものが存在しています。一般的に北緯、南緯 30度〜50度の範囲をワインベルトと呼び、ワイン用のブドウの栽培に適している国と言われています。(正確な範囲については、最近の気候変動やブドウの品種改良などから諸説あるそうです) ルーマニア、ギリシャもしっかりこの中に含まれています。 改めてみると縦長の日本もすっぽり入っています。 ※日本のワインの産地は山梨が有名ですが(参考:【世界のワイン】日本ワインって実際どうなの?その特徴とは?)、もしかしたら今後は全国各地から地場の特徴的なワインがでてくるかもしれないですね。 ルーマニア、ギリシャのワインはともに旧世界には入りますが、比較的リーズナブルな価格帯です。その知名度もまだまだ発展途上のワイン。そのため、ある程度ワインを飲んでいる人にとっても、きっと新たな発見を得ることができるでしょうとのことでした。 ギリシャのワイン紹介:リトルアーク ランティディス ギリシャワインは最も歴史のあるワイン産地のうちのひとつです。近年、ワイン業界の中でも最高峰とも言われる資格、マスター・オブ・ワインが他の国に対してこのギリシャワインの知名度を大きく向上させました。品質も同様に近年大きく発展しており、世界中でファンが増加しています。このマスター・オブ・ワインは親日家の方らしく、今後ギリシャワインの日本進出はより一層盛んになるかもしれません。 大陸側の地域と海に面したエリアでその味わいに変化があるのがギリシャワインの特徴。 全体的な味わいは、地中海の国らしく魚介料理に合うワインが多いとのことでした。 今回のワイン:リトルアーク ランティディス 品種:アシルティコ(マラグジア) 品種はラベルには記載されていません。ギリシャの土着品種アシルティコから作られている白ワインです。日本では馴染みがあまりないかもしれませんが、ギリシャでは有名なワインで、造り手により味に変化があるそうです。 魚介系料理のレモンに合う、柑橘系の香りで、アッパーもスッキリしています。 料理を食べながらちょっとワインで口をさっぱりさせたいときなどにちょうどいいワインです。 柑橘系の爽やかな香りが地中海の風を彷彿とさせ、このワインを飲むときには地中海のリゾート気分を感じてもらいたいという思いもから、リゾートワインと時々呼んでいたりもするそうです。 ルーマニアのワイン紹介:シエナ ヨーロッパ南東部に位置するルーマニア。19世紀後半パリでルーマニアの人気がでたにも関わらず1947年頃社会主義国家となりソ連の影響下に入り、ワインの他国への供給をソ連以外中止し、国際市場から遠ざかりました。その事から『忘れ去られたワイン国』とも言われたりしています。しかし近年ふたたび存在を知られ、今やギリシャハンガリーについで15位前後の生産量にもなり世界中で楽しまれております。 ルーマニアはワインひとりあたりの消費量が高いことも特徴です。産業として、わざわざ輸出をせずとも国内だけで成り立っていたことも国際市場から遠ざかっていた要因かもしれません。 今回のワイン:シエナ 品種:メルロー ルーマニア以外の世界には比較的最近入ってきた赤ワインです。品種はラベルには記載されていません。 フランス、アメリカにはない繊細な味わいで、独特なスパイスの香りが漂うワインです。 当然、スパイスの効いた料理に合うワインで、お店でもスパイシーなお肉料理などとともに勧めているとのことでした。世界的にはまだ新参者かもしれませんが、ルーマニア内では生活に溶け込んだ人気のあるワインです。 値段が低いワインについては、輸出するための輸送コストのほうが高くなってしまうこともしばしば。そのため、日本で購入すると結果的に高額になるケースもあります。しかし、最近では一回あたりの輸出量を増やすなど、輸送コストの削減もすすみ、輸出量も増えてきているそうです。欧州ワインの関税も日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)発行でゼロになったりと、欧州ワインの輸入量はこれからも増えていきそうな雰囲気を感じます。 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・リトルアーク Glass 750円 Bottle 4,800円 ・シエナ Glass 850円 Bottle 4,900円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年2月21日 ワインの選び方!伝統国、ニューワールド・・・国による味の違いを理解する 初心者にはお店でワインを選ぶのはなかなか難しいもの。しかし、大枠から理解すればなんとなく味の違いが理解できるようになってきます。今回は、「ワインの違いが分かる人」を目指す初心者向けに、国から考えるシンプルなワインの選び方をソムリエが教えてくれました。 [目次] 伝統国とニューワールド 国による味の違い 具体的ワインのご紹介 まとめ 伝統国とニューワールド 国による味の違い 以前、ソムリエに訊く!ワインのラベルと瓶の形状から分かることにて、「伝統国」と「ニューワールド」についてご紹介しましたが、ワインの世界では、フランス、イタリア、スペインなどのヨーロッパの国を「伝統国」とは呼び、アメリカ大陸やオセアニアなどのアメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、チリ、を「ニューワールド」と呼びます。 国による味の違いを考えるときに基準となるのがその国の「気候・気温」です。ワインはブドウから作られますが、そのブドウが気温の低い国だと糖度が上がらず甘くなりずらいため、引き締まった味になると言われています。一方気温が高めな場合、糖度が上がり全体的にまろやかで甘さを感じるワインになるそうです。 伝統国であるヨーロッパとニューワールドであるアメリカ大陸、南米などを比較すると概してヨーロッパ側のほうが気温が低めになります。それらがワインの味に影響がでてくるそうです。 国 気温 ブドウの糖度 ワインのテイスト 伝統国 低め 低め 引き締まった味わい ニューワールド 高め 高め 甘みがありまろやか 具体的ワインのご紹介 それではその違いについて、具体的にご紹介します。 【伝統国 イタリア キャンティ・クラシコ】 イタリアのトスカーナ地方のワインです。キャンティとはワイン産地のひとつ。イタリアを代表するワインとして世界中で大人気になり、キャンティを名乗り製造する人が急激に増加しました。その時に、以前から製造している人たちが新たに作り始めた人たちとは明確に違うということを主張するために「キャンティ・クラシコ」ができたそうです。 ブドウの品種はサンジョベーゼです。※伝統国のワインはラベルにブドウの品種が記載されていません。 酸が強くひきしまった味わいが特徴で、お肉と相性がとてもいいワインです。 【ニューワールド アメリカ・カリフォルニア トリム】 アメリカ カリフォルニアのワインです。 ブドウの品種はシャルドネで、ラベルにもしっかり記載されています。 余談ですが、ラベルにブドウの品種を記載しだしたのはアメリカからとも言われています。よくもわるくも商業主義のお国柄がこのあたりに滲み出ている感じがしますね。 シャルドネは生産者の影響を受けやすい品種で製造工程により味わいが変化するそうです。今回のトリムはバターのような香ばしさが特徴で、甘みがありまろやかな味わいが楽しめます。 まとめ 気温によりブドウの味がかわるため、作られる国によりワインの味わいも大別されていきます。 ・伝統国ヨーロッパ→比較的寒い→ブドウの糖度が低め→ひきしまった味わい ・ニューワールド→比較的暖かい国が多い→ブドウの糖度が高め→甘みがありまろやかな味わい こちらを覚えておくことで、今後更に知識をつけていくときのひとつの基準にできるのではないでしょうか。また、ひとつの参考情報として、糖度はアルコール度数にも影響があるそうです。比較的気温が高めの地域で作られるアメリカのワインはブドウの糖度が高いため、アルコール度数も1%くらい高いとのことでした。 ヨーロッパのワインは品種が記載されていないので、覚えるのが大変ですが、飲み比べしたい場合はぜひソムリエに相談してみましょう。 ワインショップやお店で、国を基準としてワインを選んでみても楽しめますね。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 ・キャンティ・クラシコ ・トリム ボトルで両方とも6,000円程度 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年2月06日 【ワインの紹介】点字がラベルに施されたワイン M・シャプティエ 〜視覚に障害を持つ方々を含めたすべてのワイン愛好家へ〜 本日はフランス・ローヌ地方のワイン、「M・シャプティエ」についてソムリエに紹介してもらいました。 左:クローズ・エルミタージュ レ・メゾニエ 2016 品種シラー100% 参考上代:3,500円程度 右:エルミタージュ シズランヌ 2012 品種シラー100% 参考上代:12,000円程度 「ソムリエに訊く!ワインのラベルと瓶の形状から分かること」で紹介しているように、ワイン伝統国フランスのワインは地域により使われるブドウの品種が規制されるため(つまり地域さえ書けば判断が可能ということから)、ラベルにブドウの品種が記載されません。今回の地域 HERMITAGE(エルミタージュ)はローヌ地方にあり、品種はシラーになります。※「赤坂のソムリエに訊く!今更聞けないワインの基本、ブドウの品種ってなに?【赤ワイン編】」参照 M.CHAPOUTIERは「エム シャプティエ」もしくは「メゾン シャプティエ」と読みます。 ※余談ですが、メゾンとはフランス語で家や建物の意味で、お店などの頭につく言葉です。M.シャプティエ社(メゾン シャプティエ社)はローヌ地方を代表するワイナリーで、96年から社長を務めているのが、7代目のミッシェル・シャプティエ氏。 M.シャプティエと記載されている場合、Mの部分をこの7代目社長のミッシェル・シャプティエ氏のミッシェルと混同してしまう人もいますので、注意しましょう。 シラーはスパイシーな味わいが特徴で、スパイスの効いた料理にとてもあうワインです。 右のシズランヌは2012年に製造されたワイン。2019年現在、この2012年ものがシズランヌで飲むことができる最新のワインとのことです。 いいワインはブドウが凝縮されているため、まろやかで柔らかい味を楽しむためには熟成の期間を長くする必要があります。ブドウを凝縮して製造し、長期にわたり熟成をすることは、通常よりも生産・管理コストがかかります。それらのコストは売値にも反映されるため、他と比較して高い金額になるとのことでした。 M.シャプティエのワインは味もさることながらもう一つ大きな特徴があります。 それがラベルに施されている「点字」です。 かつてエルミタージュにある畑の所有者であったモーリス・モニエ・ド・ラ・シズランヌ氏は点字の短縮版を発明した人物でもありました。このシズランヌ氏に敬意を表すため、シズランヌという名前をエルミタージュワインに冠するとともに、視覚に障害をもつ人々にもワインを届けたいという思いを込めて、1996年よりM.シャプティエ社は全てのワインのラベルに点字の導入を開始したそうです。 こうした生産者の思いや歴史もワインの楽しみ方のひとつ。 まだM・シャプティエを飲んだことがない方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年1月24日 意外と知らないワインボトルの大きさと名称 画像にあるように、ワインボトルの大きさは1種類ではなく、いくつか存在しています。 大きさにより、味も含めた特徴があるのだとか。ソムリエが教えてくれました。 ワインボトルは一般的に小さい方から※画像左から、ドゥミ(ハーフ)、ブトゥイユ(普通のボトル)、マグナム、ジェロボアムと呼ばれています。 容量は、 ・ハーフボトル 375ml ・普通のボトル 750ml ・マグナム 1.5l ・ジェロボアム 3l と普通のボトルの750mlを基準に作られています。 容量が少ない、つまり液体の量が少ないほど熟成されやすくなります。ハーフボトルが一番熟成されやすく、ジェロボアムが一番熟成されなくなります。熟成されやすいとは言い方を変えると劣化が早いということ。ボトルの大きさにより味の変化のスピードが変わってくるとのことでした。 その他にも、一般的にマグナムボトルが最も美味しく飲めると教えてもらいました。 生産者にもよりますが、最もいい液体をマグナムボトルに使う生産者が傾向としては多いそうです。また、一番大きいジェロボアム 3l は特別なお客様の贈答用に使用され、一般的に市場に出回ることはほとんどないとのことでした。 海外ではハーフボトルも多く、飲み切れるため人気があります。しかし、生産量の関係から通常のボトルと比較し割高感(ハーフの場合は半額以上、マグナムの場合は倍以上)があるため、日本では需要が少ないです。 「少ない量が飲みたい場合は日本ではグラスで飲めますからね。こういったことも、ハーフボトルやマグナムボトルがあまり普及しない理由かもしれないですね。」とのことでした。 余談:ティーカップにまつわるお話 お話を聞いているとき、雑談で以下のことを教えてもらいました。 紅茶を飲むティーカップ。 セットでついてくるソーサーの容量とティーカップの量は同じになるように作られている。 証拠となる動画がこちら! https://youtu.be/ztgiMxEL66M 理由は、昔はソーサーに紅茶を移して飲むのが正しい作法だったからだそうです! ワイン含め、ヨーロッパ文化は奥が深いですね。 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く
ワインの豆知識 2018年12月16日 初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるソムリエナイフを使ったワインの開け方 コルクで栓をされているワインは初心者からすると開けるのが難しそうに感じるもの。しかし、ソムリエナイフを颯爽と使いこなせれば、ホームパーティーなどで周りから一目置かれること間違いなし。今回は毎日何本も開けているソムリエにソムリエナイフを使ったワインの開け方を改めて教わってきました。 ワインを開けるには大きく以下の2ステップのみ。 1.キャップシールを剥がす 2.コルクを抜く これらの工程において、いかにしてかっこよくソムリエナイフが使えるかが、初心者としては知りたいところ。 まずは全体的なデモンストレーションをソムリエにしてもらいました。 こちらがその動画です。 https://youtu.be/UgXUpbD3giU キャップシールを剥がす まずはキャップシールの剥がし方。 剥がしかたは以下の3パターンあるそうです。 1. 全部剥がす 2. くぼみから上だけ剥がす 3. 最上部だけ剥がす ソムリエ協会では2番の方法を教えているそうですが、今回教えてくれたソムリエは、普段全部を剥がしているそうです。理由はコルクの状態が事前に確認できるからとのこと。古いワインではコルクがおかしくなってしまっているケースもあるそうで、開ける前に確認できるように全部剥がしているそうです。ただ、デメリットもあり全部剥がすと液垂れが多少しやすくなるかもしれないとのことでした。 ナイフで剥がすときのポイントは「初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるスパークリングワイン(シャンパン)の開け方」でもご紹介しましたが、親指で挟み込むようにして持ちながら回転させます。 ちなみに裏技として、、、実は手でもとれるそうです! 実際の動画こちらです。 https://youtu.be/h0rh2d02vRg 意外と簡単にスポッと抜けるそうです。一度試してみてはどうでしょうか? コルクを抜く コルクを抜くために、まず針をコルクに刺す必要があります。 ひとさし指で調整しながら、寝かした状態で刺すそうです。 1番のポイントはスクリューの芯をコルクの真ん中に刺すこと。 真ん中に刺さないと後々コルクが折れてしまうことがあるそうです。 そして、半回転させながら押し込むと綺麗にスクリューが入っていきます。 その後はナイフを回しながらスクリューを入れていきます。 最後まで回さずスクリュー一個分を残しておいてください。 微調整しながら最後にひとまわしするためです。 スクリューが入ったらいよいよコルクを抜きます。 ここで初心者がしてしまいがちな誤りがソムリエナイフを押してしまうこと。 押すとスクリューの向きが変わり、コルクが折れてしまうことがあるそうです。 イメージとしては上に持ち上げる感覚とのことでした。 最後にソムリエからのコメントです。 「まあ、最後は開けばいいんですよ。どうしてもコルクが折れてしまった場合は中に押し込んで茶こしでコルクを除きながら飲みましょう」 とはいえ、かっこよく開けて、美味しく飲みたいですよね。ぜひ初心者の方もトライしてみましょう! 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技