ワインの豆知識 2018年12月16日 初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるソムリエナイフを使ったワインの開け方 コルクで栓をされているワインは初心者からすると開けるのが難しそうに感じるもの。しかし、ソムリエナイフを颯爽と使いこなせれば、ホームパーティーなどで周りから一目置かれること間違いなし。今回は毎日何本も開けているソムリエにソムリエナイフを使ったワインの開け方を改めて教わってきました。 ワインを開けるには大きく以下の2ステップのみ。 1.キャップシールを剥がす 2.コルクを抜く これらの工程において、いかにしてかっこよくソムリエナイフが使えるかが、初心者としては知りたいところ。 まずは全体的なデモンストレーションをソムリエにしてもらいました。 こちらがその動画です。 https://youtu.be/UgXUpbD3giU キャップシールを剥がす まずはキャップシールの剥がし方。 剥がしかたは以下の3パターンあるそうです。 1. 全部剥がす 2. くぼみから上だけ剥がす 3. 最上部だけ剥がす ソムリエ協会では2番の方法を教えているそうですが、今回教えてくれたソムリエは、普段全部を剥がしているそうです。理由はコルクの状態が事前に確認できるからとのこと。古いワインではコルクがおかしくなってしまっているケースもあるそうで、開ける前に確認できるように全部剥がしているそうです。ただ、デメリットもあり全部剥がすと液垂れが多少しやすくなるかもしれないとのことでした。 ナイフで剥がすときのポイントは「初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるスパークリングワイン(シャンパン)の開け方」でもご紹介しましたが、親指で挟み込むようにして持ちながら回転させます。 ちなみに裏技として、、、実は手でもとれるそうです! 実際の動画こちらです。 https://youtu.be/h0rh2d02vRg 意外と簡単にスポッと抜けるそうです。一度試してみてはどうでしょうか? コルクを抜く コルクを抜くために、まず針をコルクに刺す必要があります。 ひとさし指で調整しながら、寝かした状態で刺すそうです。 1番のポイントはスクリューの芯をコルクの真ん中に刺すこと。 真ん中に刺さないと後々コルクが折れてしまうことがあるそうです。 そして、半回転させながら押し込むと綺麗にスクリューが入っていきます。 その後はナイフを回しながらスクリューを入れていきます。 最後まで回さずスクリュー一個分を残しておいてください。 微調整しながら最後にひとまわしするためです。 スクリューが入ったらいよいよコルクを抜きます。 ここで初心者がしてしまいがちな誤りがソムリエナイフを押してしまうこと。 押すとスクリューの向きが変わり、コルクが折れてしまうことがあるそうです。 イメージとしては上に持ち上げる感覚とのことでした。 最後にソムリエからのコメントです。 「まあ、最後は開けばいいんですよ。どうしてもコルクが折れてしまった場合は中に押し込んで茶こしでコルクを除きながら飲みましょう」 とはいえ、かっこよく開けて、美味しく飲みたいですよね。ぜひ初心者の方もトライしてみましょう! 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
ワインの豆知識 2018年12月12日 初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるスパークリングワイン(シャンパン)の開け方 慣れていない人だと戸惑うこともあるスパークリングワイン(シャンパン)の開け方。お店のひとたちは慣れた手付きで颯爽と開けてくれます。今回はその栓の開け方についてソムリエに伝授してもらいました。 大まかな手順としては以下になります。 1.キャップシールを取る 2.針金を取る 3.コルクを取る ただ開けるだけでしたらば、上記手順にて適当に行ってもできるかと思いますが、かっこよく、そして颯爽と行うにはポイントがあります。 ソムリエナイフを使いながらキャップシールを剥がす キャップシールを取るときに、ソムリエナイフを使うとかっこよく、そしてすばやく取ることができます。 ナイフの使い方にはコツがあり、親指で挟み込むように持ちながら回転させます。 具体的な画像はこちらです。 前からみた画像 上からみた画像 このようにセットした後に、回していくことでプロっぽく、そしてかっこよくキャップシールを剥がすことができます。 コルクの圧力を感じながらゆっくり抜いていく コルクを引っこ抜くというよりも、コルク部分しっかり持ち、ボトルの下の部分を回していきます。ボトルを回していくことで、コルクが上がってくる圧力を感じながら少しずつ抜いていきます。 ソムリエに見本をみせてもらった、実際にスパークリングワイン(シャンパン)を開ける動画がこちら https://youtu.be/E3MsFiLD_8Y 当たり前ですが炭酸が含まれていますので、冷えていない場合や振った後に開けると暴発するので注意してください。 最後にソムリエからコメントをもらいました。 「映画などのようにコルクをボンっと飛ばすのは危険なので避けましょう」 確かに危ないですよね。どうしてもやりたいときは被害も含めて自己責任で! 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
ワインの豆知識 2018年11月28日 ワインのラベルの剥がし方 ワインラベルコレクター(Wine Label Collector)で簡単収集! ワインのラベルにはそのワイン独自の様々な情報が記載されています。(参考:ソムリエに訊く!ワインのラベルと瓶の形状から分かること) かっこいいワインのラベル、自分の飲んだワインを証拠として残しておきたかったりしませんか? しかし、剥がすのは結構大変。そんな時、どうすればいいのでしょうか? ソムリエが便利なツールを教えてくれました。 その名も、「ワインラベルコレクター Wine Label Collector」!! こちらを使うと簡単にワインのラベルを剥がし、コレクションすることができます。 やり方はたったの2ステップ! 1.しっかり粘着させる 2.一気に剥がす たったのこれだけです! 実際にワインのラベルを剥がしている動画がこちらです。 https://youtu.be/P0yIpAepR9g 簡単、そして綺麗にラベルを剥がすことができます。 そしてできあがったラベルがこちら。 綺麗に保管でき、収集するのに最適です。 大昔はこのようなツールはなかったため、保管したいコレクターは瓶ごと家に持って帰っていたそうです。 最近のアメリカワインなどは糊付け強くて取れない場合もあるそうですが、中と外にお湯をはり、ふやかしたりすることでキレイに剥がせるそうです。 (もし、これでも綺麗に剥がせない場合、、、そんなときは諦めましょう。) 「今はスマホで画像に取る人が多いので、このように収集する人は減ってはきているでしょうね」 とのことでしたが、歴史あるワインのコレクションとしてはこのようにして集めるのもなかなかかっこ良いですね。 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
ワインの豆知識 2018年11月18日 赤坂のソムリエが教えるきれいでかっこ良いワイングラスの拭き方 家庭でワイングラスを洗うとなんか白い汚れが残っていたり、指紋がついてしまったりと少し気になることはありませんか。来客時に初めて気づいて、このまま出すのが少し恥ずかしくなってしまったり。 ワイングラスの拭き方にもプロの技やコツが存在しています。 ソムリエが丁寧に教えてくれました。 「まず、家庭でワイングラスは洗うときは、水を張っておいて、次の日の朝に洗うのがいいですね。酔っ払っている状態で洗うと少々あぶないですからね。」 さすがソムリエ。ワインを飲んだ後はどのような状態になっているかまでを把握してアドバイスをくれます。 「1番汚くなるのがフチの部分です。時間がなく面倒というかたはフチだけでもスポンジで優しく洗うことをオススメします。」とのことでした。 プロが使用しているのは「トレシー」というクリーニングクロス。すぐに乾き、汚れをきれいに拭き取れるとのことです。 「トレシー」で検索してみるとでてきますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。 ※手が小さい人は2枚使用もOK ※脚を持ちながら拭くと折れてしまうことがあるので注意が必要です 実際のワイングラスを洗い、拭く手順は以下になります。 【手順】 1. 熱いお湯で洗う 2. まず下の部分を拭く 3. 足を拭く 4. 最後に中を拭く 5. ライトに照らして汚れがないか確認 拭き方の動画はこちら https://youtu.be/WTj0I0hqqlQ みていると簡単そうなのですが、実際にしてみると慣れるまで結構難しいです。 特に4の「中を拭く」ところにコツが必要になります。 ポイントは以下です。 【ポイント】 ・左手の人差し指と中指の間で持つ ・トレシーを中にいれ、底にあたっていることを確認する ・親指を中にいれて回す ・拭く、グラスを戻す、拭くという順番 直接触ると指紋がつくので、順番にトレシーをくっつけていくのが重要です。女性で手が小さいひとはトレシーを2枚使うのもオススメとのことでした。 「ワイングラスは結構繊細なので、力を入れすぎるとパキッと折れてしまうことがあるので注意しましょう。」とのことでした。 きれいなグラスで飲んだほうが、やっぱり気持ちがいいですよね! かっこよく拭けるようにぜひ試してみてください。 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
ワインの豆知識 2018年11月06日 【ワインの裏技】ワインの急速な冷やし方 急な来客時など、冷やし忘れてしまったワインをできるだけ早く冷やして飲みたくなる時はありませんか? そんな時に役立つ、急速なワインの冷やし方をソムリエに教わりましたので今回ご紹介いたします。簡単なので覚えておいて損はありませんよ! やり方は以下3ステップのみです! 【やり方】 1.氷をいれたボールを用意する 2.ワインを入れる 3.ワインを回転させる わずか3分から5分程度で冷えたワインを楽しむことができます。 ちなみにこちらの方法は缶ビールでも有効です。 1番のポイントは”振らない”こと。特にスパークリングの場合は炭酸があるので、振ってしまうと、開ける時に大変なことになってしまいます。 あくまでも”振らない”で回転させることがポイントです。 実際の回している様子は以下の動画から https://youtu.be/xCIeD5SRhns 一度開けて、まだぬるいなと感じたときでも再度この方法で冷やすことができます。 その他の裏技として、水で濡らしたタオルでワインを巻いて冷凍庫に入れるというのも、効果的とのことでした。約30分ほどでキンキンになるそうです。 そして、最後にソムリエから一言いただきました。 「本当は冷蔵庫でしっかり冷やしたほうがいいですよ。」 なるほど、やっぱりそうなんですね。緊急時の対処方法として覚えておきましょう! 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技