ワインの豆知識 2019年6月07日 【ハリウッドワインシリーズ】マリリン・モンローのワインで飲み会が盛り上がること間違いなし! アメリカ カリフォルニア州ロサンゼルに生まれた女優兼モデルのマリリン・モンロー。 一世を風靡した世界の大スター、マリリン・モンローをモチーフにしたワインがあるのをご存知ですか?年代によってボトルに貼られるラベルも変わり、ファンにはたまらないこのワイン。今回はそんなマリリン・モンローワインをご紹介します。飲み会や贈り物などに喜ばれるお勧めのワインです! 1.マリリン ブランド ノワール ブランドノワールとはシャンパーニュ製法のひとつとして使われている言葉で、こちらのワインはほんのりロゼの雰囲気のするスパークリングワインです。飲み会の最初、乾杯をする際に、マリリン・モンローを絡めた小ネタをはさみたい時などに最適なワインです。 2.マリリン メルロー ナパバレー マリリン・モンローのワインで1番有名なワインがこちらです。味もしっかりとした完成されたワインで、重厚感も特徴です。 大人になったマリリン・モンローのセクシーさをコンセプトとして作られており、ラベルも洋服を来た大人の雰囲気を伝えていることが多いそうです。 3.マリリン ノーマ・ジーン ノーマ・ジーンはマリリン・モンローの本名です。若い時にはこの名前で活動されていました。その若さをイメージしたメルローの若い木から製造されているワインです。カジュアルでキャピキャピとした雰囲気が味にもでてきています。甘みがあるワインが好きな女性に好印象です。「マリリン メルロー ナパバレー」と違い、若さや健康美をコンセプトにしており、ラベルも水着のものが多いそうです。 マリリンワインの特徴はそのコルクにも現れています。 コルクを抜くとそこには、マリリン・モンローを象徴するようなキスマークとほくろが描かれています。細部までのこだわりに製造者のマリリン・モンローへの愛を感じますね。 (今回のワインの中では、マリリン ナパバレー、マリリン ノーマ・ジーンが対象です) 4.マリリンモンローシャルドネ(白) スクリューキャップのマリリンワインです。ソムリエナイフ不要なので外でのバーベキューなど、アウトドアに最適です。 こちらのシリーズは白赤ロゼ全て揃っています。 マリリンモチーフのキャップも特徴で、あの有名なシーンが描かれています。 マリリン・モンローワインはデザインだけでなく、その味も本物。マリリン財団から許可を得たワイナリーが製造しているため、キャッチーなだけでなく味もしっかりしています。中途半端な伝統国(フランスなどのヨーロッパ)ワインよりも美味しいという意見も数多くあります。 ソムリエはキャリアウーマンが集まる女子会の時などにもよく勧めているそうです。また、40,50台の男性だけの飲み会の時にも「女性が足りないみたいなので、こちらどうですか?」なんて冗談と共に勧めると盛り上がりをみせるそうです。 年代によってラベルが変わることから、コレクターも多いこのマリリン・モンローワイン。最後に2015年のマリリン メルロー ナパバレーのポスターをご紹介します。 やっぱり、マリリン・モンローはセクシーで素敵ですね! 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・マリリン ブランド ノワール Bottle 8,500円 ・マリリン メルロー ナパバレー Bottle 10,000円 ・マリリン ノーマジーン Bottle 5,900円 ・マリリンモンロー シャルドネ Bottle 5,500円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインの豆知識 2019年5月23日 ソムリエに訊く!ワインの選び方3つのポイントと初夏にお勧めのワイン お店に行くと沢山の種類のワインがあり、「どれを選んだらいいのか分からない !」、そんな経験はありませんか? 初心者にとっては、ワインの選別はなかなか難しいもの。ならば店員に訊くのが1番手っ取り早い!どのように訊けば、1番最適なワインを選ぶことができるのか、ソムリエが初夏にお勧めのワインとともに3つのポイントを教えてくれました。 [目次] 店員にワインを尋ねるときの3つのポイント シチュエーション 味 料理 初夏のワイン MENTI メンティ DETTORI デットーリ 店員にワインを尋ねるときのポイントは以下の3つになります。 シチュエーション 味 料理 シチュエーション 用途や目的を店員に伝えましょう。何かエピソードがあればそれにまつわるワインがあったり、例えば誕生日や創業記念日などへの贈り物なら、それに合わせた年代のワインなど、適切なアドバイスをくれます。また、外で飲むのか、自宅で飲むのか、シーンによっても様々です。外で飲むときはソムリエナイフがなくても開栓できるワインの方が手軽に楽しめたりします。 味 初心者にとっては「味」を伝えるのはなかなか難しいですね。そんなときは普段飲んでいるお酒を伝えてみましょう。 ソムリエの資格を取るには他のお酒の勉強もしています。普段飲んでいるお酒を伝えることで、会話がはずみ自然と好みのワインに出会えたりします。例えば、普段はビールを中心に飲んでいるいるなら、炭酸系が好みということで、スパークリングを提案してくれたり、普段とは違い白や赤を提案してくれたりと、会話を楽しみながら選ぶことができます。 料理 ワインとともにどんな料理を食べるのか。食事に合わせて楽しむことができるのもワインの特徴。どんな料理と共にワインを飲む予定なのかを訊くことでお勧めのワインを提案してくれます。 ぜひ、店員との会話も楽しみながら、ワインを選んでみてはいかがでしょうか? そして、本日ご紹介するワインはシチュエーションを「初夏にかけて飲んで楽しいワイン」として、ソムリエに選んでもらいました。 MENTI メンティ フリッツァンテと呼ばれる微発泡性タイプのイタリアのスパークリングワインです。 ガルガーネガというイタリアの白ワイン用のブドウ品種から作られています。 柔らかい微発泡性が果実感を感じさせ、サラダなどにとても合う初夏にぴったりな爽やかなワインです。 DETTORI デットーリ イタリアのオレンジワインです。ベルメンティーノという品種から作られています。 オレンジワインは過去に【世界のワイン】春爛漫!そんな時に飲みたくなる スロバキア/スペインのワインでも紹介していますが、白ワイン用のブドウを使い赤ワインの手法で作るワインです。タンニンがあり、しっかりした味わいながら、香りが華やかで、爽やかさを楽しむことができるワインです。カルパッチョなどの魚介系にも合いますし、豚肉やバターなどが含まれた油の料理にも合う万能のワインです。オレンジワインは使い勝手がよく、様々な料理にあうので、お店でボトルで頼み一本で完結するお客様もとても多いそうです。赤ワインは暑くなってくると、重く感じるなという方にはこのオレンジワインはとてもお勧めとのことでした。 初夏には初夏のワインを! 季節にあわせて好きなワインをつくると季節をより一層楽しむことができますね。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 MENTI ボトル 6,500円 DETTORI ボトル 6,900円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ※グラスで飲みたい場合も対応可能です。ソムリエにご相談ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
HRTech 2019年5月20日 効率的な学習を実現するマイクロラーニングとは? 様々なITツールが出現し、ビジネスのスピードは日々加速しています。優秀なビジネスパーソンには、これまで以上のスピードでより効率的にスキルを習得することが求められています。そんな昨今、若い世代を中心に活用されているマイクロラーニングについて、今回はご紹介します。 [目次] マイクロラーニングとは? マイクロラーニング用のコンテンツ制作時の注意事項 具体的なツール まとめ マイクロラーニングとは? マイクロラーニングは、従来のイーラーニングのように時間をかけて学習するのではなく、短時間で学習するスタイルのことを言います。ちょっとした隙間時間にスマホやタブレットで学習するなど、好きな時間に好きなデバイスで学習することができるのが特徴です。 以前と比べると世の中の情報量が飛躍的に増えており、現代人に求められるスキルは多岐に渡るようになってきました。そのため、情報収集や学習をいかにして効率的に行うかが、今のビジネスパーソンには求められてきています。 マイクロラーニングの学習用のコンテンツは数分くらいが中心で、長くても10分くらいです。「勉強を頑張らねばならない」というような心理的な敷居を下げ、お手軽に勉強できるに工夫されているのがマイクロラーニングです。一回が短く、しっかり完結するように作られているので、通勤時間や休憩時間、少し空いた時間に勉強することが可能となります。スマホやタブレットに慣れ親しんでいる世代には特に向いているシステムで、短い時間で繰り返し学習することができるため、反復学習がしやすく、内容の定着化にも効果を発揮します。 マイクロラーニング用のコンテンツ制作時の注意事項 マイクロラーニング用のコンテンツを制作する際、短いコンテンツが必要とはいえ、1時間などの長時間のコンテンツを単に分割すればいいというわけではありません。短くてもその時間内でしっかり完結するように制作する必要があります。連続で学習しなくても、短い時間でしっかり完結し、学ぶことができるようにすることがポイントです。従来のコンテンツでは、ストーリーを決め、専門家に依頼しコンテンツを用意する必要がありました。しかし、マイクロラーニングでは、テクノロジーの進化と共に短く簡単に、専門家でなくても気軽に作ることが可能になってきました。 これまでの、「マニュアルなどを作成し文章だけで伝える」のではなく、企業内でのナレッジ共有や、技術伝承にもこのマイクロラーニングが徐々に使われてきています。 具体的なツール そんなマイクロラーニングの具体的なツールをご紹介します。 Qstream:https://qstream.com/ 2008年設立のアメリカに本社を置く会社です。Life Science やHealth Careの分野など幅広い業界で既に利用されています。 以下にQstreamについて2分でまとめられた、動画をご紹介します。 こちらの動画では主に営業スキルの向上に使われている例が紹介されています。 スマホやタブレットを使いながら、場所を気にせずいつでも学習することが可能になっています。市場からの期待も高く、既に数十ミリオン$を調達しており、今後の展開が注目されている企業の1つです。 まとめ 料理レシピの世界でも、以前は画像とテキストのレシピが多かったのが、短時間で分かりやすく作られた料理動画などがここ数年では飛躍的に増えてきています。簡潔にビジュアル化されたコンテンツがわかりやすさと共に理解を促進しています。 その他、ブレンド型研修と言われる、集合研修とイーラーニングを組み合わせた研修などもでも事前学習や復習にマイクロラーニングのシステムが活用されてきています。 情報スピードがどんどん加速している昨今、マイクロラーニングを活用し、令和時代の優秀なビジネスパーソンを目指していきましょう。
ワインの豆知識 2019年5月13日 バーべキューで飲むワイン!青空の下、野外で楽しみたい カリフォルニアワイン 春から夏にかけて、バーベキューシーズンの到来です! 青空の下で飲むワインは格別。そんなバーベキューシーンにぴったりなカリフォルニアワインをソムリエが紹介してくれました。 [目次] PIPER SONOMA パイパー ソノマ (白 スパークリング) BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル (ロゼ スパークリング ) GIRASOLE ジラソーレ (赤ワイン) PIPER SONOMA パイパー ソノマ (白 スパークリング) パイパー・エドシックをご存知でしょうか?フランスのシャンパーニュ地方の有名なシャンパーニュメゾン(シャンパーニュメーカー)です。そのパイパー・エドシックがカリフォルニアのブドウで作っているスパークリングがPIPER SONOMA(ソノマ カリフォルニアの地名)です。 さすが、実力のあるシャンパーニュメゾンが作っているため、その味はまさに本物。 もともとシャンパーニュ地方はブドウが育ちにくい場所とも言われています。そんな地方で、より美味しいワインを作るために確立されたのが、シャンパーニュ方式。その方式に則り、気候の良いカリフォルニアのブドウで作られるこのワインが、美味しくないわけがありません。 一般的にシャンパーニュ方式での製造は手間がかかるため価格も高くなる傾向があります。そんななか、PIPER SONOMAはコストパフォーマンスも圧倒的で「下手なシャンパーニュよりも美味しい」という声もしばしば聞こえてきているそうです。 シャンパーニュ方式で作ると「泡の列」になるのが特徴です。重厚感がでてくるため、デートのシーンなどにも向いています。 1年くらい前から日本への輸入が開始。今、徐々に界隈では話題にもあがるようになってきており、もうすぐ有名になることが予想されています。 (この流れでシャンパーニュメゾンが作るカリフォルニア・スパークリングが今度どんどん増えてくるかもしれません。) デートにも向いているこのPIPER SONOMA、ご紹介した小ネタと一緒に気持ちのいい天気の日にこのワインと共にテラスで女性を口説いてみてはいかがでしょうか?(笑) BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル (ロゼ スパークリング ) ジンファンデルから作られたロゼのスパークリングワイン、BERINGER ベリンジャー。 1876年に創業したカリフォルニア NAPAを代表する伝統あるワイナリーが作っています。 ベリンジャーは、40代50代のワイン好きなひとならほとんどが知っている有名なワイン。 シャルマ方式で作られているこのワインは泡が軽くなるのが特徴で、バーベキューなど重苦しくなく、カジュアルシーンにぴったりのワインです。 カリフォルニアのスパークリングはお肉との相性が抜群ですが、特にロゼ・スパークリングはグリル系のお肉によく合います。スパークリングはソムリエナイフ不要で開栓できるので、野外でのイベント、バーベキュー時にも気軽に楽しむことができます。 GIRASOLE ジラソーレ (赤ワイン) イタリア語で「ひまわり」を意味するGIRASOLE。ラベルに描かれたひまわりが印象的な カベルネ・ソーヴィニヨンから作れている赤ワインです。 カリフォルニアのカジュアルなカベルネソーヴィニヨンやジンファンデルはバーベキューで焼いたお肉にピッタリです。 「ひまわり」の名前が表すように、GIRASOLEはオーガニック、自然を意識しながら、Mendocino County(メンドシーノ・カウンティ)で作られています。肥料にひまわり利用したり、日照具合のバロメーターにひまわり活用したりと、まさに「ひまわり」の名前に相応しいワインです。 ラベルに描かれているかわいいハチもオーガニックを表現しています。 こちらのワインはスクリューキャップですのでスパークリング同様オープナーなしで開けられます。 初夏の気持ちのいい季節、野外でもぜひワインを楽しんでみてください! 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ 暖かい季節はテラスでも楽しんで頂くことができます! こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・PIPER SONOMA パイパー ソノマ Glass 1,000円 Bottle 6,000円 ・BERINGER ベリンジャースパークリング ホワイトジンファンデル Glass 750円 Bottle 4,300円 ・GIRASOLE ジラソーレ Glass 800円 Bottle 4,800円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
ワインで対談 2019年4月23日 ウェブ面接が採用市場にもたらす革新と地方創生の可能性とは – ブルーエージェンシー 前田 裕人さん × セレブレイン 関 伸恭【後編】 セレブレインのコンサルタントとゲストが、ワインと料理を楽しみながら人事について本音で語り合う対談企画。第11回ゲストはウェブ面接システム「インタビューメーカー」を提供する株式会社ブルーエージェンシー・代表取締役の前田 裕人さんです。現在、採用の現場で注目を集めるウェブ面接ツールの有用性について伺うと共に、前田さんが構想されている「地方創生×ウェブ面接」のビジョンについてもお話しいただきました。聞き手はセレブレイン パートナーHR Techコンサルティング事業担当・関 伸恭が務めます。 第11回ゲスト:前田 裕人さん略歴 中学時代からバンド活動に打ち込み、音楽の専門学校を卒業後は開発会社に入社。退職後はバンド活動の資金集めのため、アルバイトとしてブルーエージェンシーに立ち上げメンバーの一人として参画する。その後、インタビューメーカーのリリースに携わり、2016年8月に代表取締役に就任した。 現在の採用市場は大企業と中小企業で二分化されている 関:インタビューメーカーが急成長している背景には、人材不足と言われる中で企業の採用を取り巻く環境の変化があると思います。今は売り手市場ですが、企業の採用担当者の皆さんは大変苦労されていますよね。 前田:本当に大変ですよね。今、人に満足している企業ってほとんどないんじゃないでしょうか。つねに良い人材がほしいと思っているはずです。 関:これまでの採用業務は労働集約的な側面もありますが、これからは採用プロセスを進めるにあたって、これまで以上に人材との接点を増やしていかないといけませんからね。昔は接点といえば求人媒体や展示会、人材紹介が中心でしたが、今はダイレクトリクルーティングやリファラル採用など、いろいろなやり方がありますし。 前田:そうなんですよね。ダイレクトリクルーティングやリファラルとなると、これまでと進め方が大きく変わりますので、企業の人事はマインドチェンジを迫られています。 関:以前は求人サイトに登録して、そこからやってくる人材をどうスクリーニングするかが人事の仕事でした。ところが、今は応募してくれる人を増やす行為にかなり力量をおいて実施していかないとうまく進みません。そういう意味でもウェブ面接はニーズがあると感じます。時間や空間を超えていつでもどこでも面接ができるのは大きなメリットですね。 前田:ええ。現在の採用市場は二分化されています。大企業の場合は応募が多すぎて、一人ひとりの応募者を見極めていくことが大変です。全員面接したいが、そこまで行うには人も時間も足りない。スクリーニングするのにもなるべく書類ではなく応募者と話をしたい。そこでウェブ面接を活用して、質と量を確保することに取り組んでいます。一方で、中小企業は応募が少なく、とにかく応募者を増やしたい。しかし応募者からすると面接に出向くこともハードルになりますから、辞退してしまうことも少なくありません。ウェブ面接は出向く必要がありませんから、応募のハードルを下げることができるんです。 関:なるほど。大企業と中小企業、それぞれの事情は違っても、どちらにもウェブ面接のニーズがあるわけですね。 採用に対する企業の危機感が増している 野村/店長:続いてのお料理は「大人のロールキャベツ」です。赤ワインで煮込んでいて、メインとして召し上がっていただけるボリュームのある一皿です。お肉は粗い合いびき肉で、それを薄い豚足で巻いて、下仁田ネギでキャベツを結びました。 前田:普通のロールキャベツとぜんぜん違いますね! これはおいしそうです。 関:こうなるとワインが気になりますね。 野村/店長:大人のロールキャベツに合わせるワインはブルガリアの赤ワイン、カタルジーナ・メゼック マヴルッドをご用意しました。 前田:ブルガリアですか! 関:あまり聞かないですね。 野村/店長:そうなんです。ブルガリアワインは日本にはあまり入ってきていないのですが、実は昔からワインをつくっている国なんです。このワインはブルガリアの土着品種であるマブルッド100%のワインで、シラーに似た雰囲気があり、お肉にも合います。 関:たしかに香りにブラックベリーなど黒系果実のニュアンスを感じます。それでいて親しみやすくキャッチーな味わいですね。タンニンもなめらかですし、シラーよりも果実味がふくよかで陽気な印象です。 前田:ロールキャベツのジューシーな合いびき肉とすばらしくマッチしますね。豚足のコリッとした食感も面白いです。 関:お話を戻しますと、採用といっても新卒や中途、アルバイトなどがあるかと思いますが、インタビューメーカーはどの領域に一番使われているのですか? 前田:一番多いのは中途採用ですね。というのも中途採用の対象となる方は、昼間は現職の会社で働いていることが多いですよね。そうなるとなかなか面接する時間を確保するのも簡単ではありません。そこでウェブ面接が役立つのです。 関:なるほど。対面での面接だと会社側の事業部門の方々などのスケジュール調整も大変ですよね。弊社はヘッドハンティング事業も行っていますが、現職でバリバリ活躍されている人材の方との面談調整は、時間がかかることが多いです。 前田:ええ。そうしたなかでまず話だけでもできるのは大きなメリットですよね。そこで動機形成ができれば次につなげることができますし、そもそもミスマッチングなのであれば、それも早くわかるに越したことはありませんから。 関:HR Techでは採用関連の領域がもっともマーケット規模が大きいと言われています。今後ウェブ面接はもっと成長していきそうですね。最近の人事業界をご覧になって、変わってきたなと思うことはありますか? 前田:二つあります。まず「ウェブ面接って何?」という状態だったのが、「今検討中です」という反応が増えました。もう一つは、採用に対する企業の危機感が増していると感じています。何か手段を変えないと良い人が採れないということに気づき、その結果ウェブ面接を採用する企業が増えている印象です。 関:同感です。採用は今、大きく変わろうとしていますね。 ウェブ面接がもたらす地方創生の可能性 野村/店長:続いてのお料理は「イカボナーラ」です。イカの身や白身魚のすり身をカルボナーラ風に仕上げました。黒い色なのはイカスミを使っているからです。クリーミーで、濃厚な旨味がつまった一皿です。 前田:これもユニークですね! 関:こちらにはどんなワインを? 野村/店長:魚介なので白ワインも合いますが、今回はあえてギリシャの赤ワインを合わせました。キリ・ヤーニのラミニスタというワインで、ぶどうは土着品種のクシノマヴロ100%です。ピノ・ノワールやメルローに近いニュアンスがあります。ギリシャは海が近いこともあり、魚介によくマッチすると思いますよ。 関:初めて飲む品種ですが、おいしいですね! イカボナーラのクリーミーな舌触りが、ワインの優しい雰囲気に似ていますね。しっかりとした酸味とミネラル感があり、どこか海を思わせるワインです。なるほど、赤ワインですが魚介ときれいにマリアージュしますね。 前田:すごく良い香りですね。そして確かにイカボナーラとよく合います。 関:さて、最後にブルーエージェンシーさんの今後の展開についても伺いたいと思います。インタビューメーカーのお話を聞いていて、採用だけでなく社員との面談にも使えるのではと感じました。 前田:実はそうやって使っていただているクライアントもあるんですよ。 関:やはりそうですか! コンサルティングの現場にいる立場からすると、上司と部下の対話ツールとしても便利だなと思いました。上司がウェブ面接で部下と接している姿を振り返りなどに活用することで、マネージャー育成にもなりますよね。組織改善につながりそうです。 前田:現場を可視化できるというのは大きいですよね。 関:そういえばブルーエージェンシーさんはシンガポールに子会社をつくられたと聞きました。なぜシンガポールなのでしょう? 前田:世界中の大企業のヘッドオフィスがシンガポールに集まっていますからね。今後はタイやマレーシアなど様々な国に進出するつもりです。 関:それは大変楽しみですね。国内のマーケットではどう展開されていくのですか? 前田:地方創生とのコラボレーションを考えています。 2月に宮崎県の日南市と移職住プロジェクトという移住希望者や求職者と日南市の事業者をつなげて、移住促進や人材確保を目指す取り組みを開始しました。地方自治体は人口減少が進む中、経済の活性化を図っていくために移住を促進して人を呼び込みたいと考えています。それと同時に企業も誘致したいと考えています。 関:地方に移住したいという人がいたとしても、確かに生活の基盤となる仕事が確保できないと難しいですよね。 前田:そうなんです。移住したいと考えていても仕事がなければ暮らせない。仕事を探そうにも、移住前に就職活動をするのはとても大変です。面接のたびに何度も地方へ行くのは難しいですからね。僕はここが地方移住の足かせになっていると思っています。そこで役立つのがウェブ面接なんです。僕たちは日南市と一緒になって現地の魅力を打ち出すメディアを創りました。メディアを通じて日南市のことを知って、興味を持ってもらい、移住のハードルはウェブ面接でなくしていくという流れです。 関:すばらしい取り組みです!これは世の中が大きく変わる可能性もありますね。 前田:ええ。移住したいと考えている潜在層はかなりいると思っています。そこを掘り起こせたら嬉しいですね。衣食住ならぬ“移職住”で地方創生に貢献したいと思います。 関:WEB面接で日本の地方を活性化!ですね。本日はありがとうございました! ブルーエージェンシーが参画されている「宮崎日南移住ナビ」はこちらをご参照下さい。 http://nichinan-uji.jp/ 今回のお店 あじる亭 Annesso 赤坂見附駅から徒歩5分。赤坂あじる亭の姉妹店で、Annesso(アネッソ)とはイタリア語で「別館」という意味。2018年にリニューアルオープンしました。フレンチをベースに、ワインに合う欧風料理と世界のワインをご提供します。スタッフは全員がソムリエ有資格者。シェフのこだわり料理をバルスタイルでどうぞ! 編集後記 ライター・カメラマンの山田井です。 前田さんのお話を伺って、思っていた以上にウェブ面接のメリットは大きいと感じました。採用活動に苦労している企業からは、ますます注目が集まりそうです。 また、後半の地方創生にかける前田さんの熱い思いには胸を打たれました。地方移住のハードルになっているのが「職」だというのは、本当にその通りだと思います。移住前に仕事が見つかりやすくなれば、本格的に人が動くようになりそうですね。 そして今回のお料理とワインもすばらしいものでした。 ブルガリアやギリシャといった、普段あまり目にしない国のワインがグラスで気軽に楽しめるのはあじる亭Annessoならでは。シェフによる唯一無二のお料理と合わせて、ぜひ皆さんも楽しんでみてください。
ワインの豆知識 2019年4月20日 【世界のワイン】アメリカワインの魅力をご紹介!! ZINZILA(ジンジラ)、PLANET OREGON(プラネットオレゴン)、SALMoN RUN(サーモンラン) ニューワールドの代表格と言っても過言ではない、アメリカ。カリフォルニアのワインは知名度も高く、日本でも沢山の方に愛飲されています。 そんなアメリカのワインを、今回ソムリエが紹介してくれました。 [目次] ZINZILA ジンジラ PLANET OREGON プラネットオレゴン SALMoN RUN サーモンラン ZINZILA ジンジラ 赤ワイン 産地:アメリカ カリフォルニア州 品種:ジンファンデル アメリカでダントツのワイン生産数を誇るカリフォルニアのワインです。 ワインの名称でもある「ジンジラ」は、親日家の生産者が品種であるZINFANDEL(ジンファンデル)とゴジラから名付けたと言われています。 全体的に濃厚な味わいのワインですが、タンニンつまり渋みがほとんどないのが特徴です。濃度が高く、赤みのお肉にとても合うワインです。 伝統国ヨーロッパのワインに慣れている人からすると、このエチケット(ラベルのこと)を見るとかなり違和感があるのではないでしょうか。 「エチケットから目立たせて、楽しんでもらい、ワインを買ってもらおう」というこの商業的感覚が旧世界にはない発想で、アメリカらしさを感じさせる部分です。 日本では、このラベルを見たら買う人は少ないかもしれないですが、味は保証するとのことで、まずはお店で飲んでみてくださいとのことでした。 お店では「あの怪獣みたないエチケットのワインはないの?」と、覚えてもらいやすく話のネタにもなるので、リピートで楽しまれる人も多いそうです。 PLANET OREGON プラネットオレゴン 赤ワイン 産地:アメリカ オレゴン州 品種:ピノ・ノワール カリフォルニア ナパ・バレーで伝説的なワイン製造家トニーソーターがどうしてもピノ・ノワールでワインを作りたくなり、ピノ・ノワールに最適な場所としてオレゴン州を選び開始したのがこちらのPLANET OREGON プラネットオレゴンです。 エチケットには地球の中にオレゴン州が描かれていたりと、細部へのこだわりを感じさせます。 ピノ・ノワールは寒い地方に向いているワインです。そのため、温暖なカリフォルニアにはあまり向いていないため、オレゴン州を選択されました。 オレゴン州はフランスブルゴーニュ地方とアメリカカリフォルニア州の良さをあわせたような気候です。できるワインも両方のワインをいいとこ取りしたような、美味しいワインが多いのも特徴です。 SALMoN RUN サーモンラン 白ワイン 産地:アメリカ ニューヨーク州 品種:リースリング ニューヨークと聞くと、タイムズスクエアや自由の女神などを思い浮かべ、ワインのことなどはまるででてこない人が、ほとんどではないでしょうか? しかし、ニューヨーク州も地方には農場があり、アメリカ国内での州ごとの生産量も第3位にランキングされたりとワインも盛んな地域です。(1位は圧倒的にカリフォルニア、2位ワシントン州です。) ニューヨーク州は気温の低いエリアになりますので、ワインの味わいもカリフォルニアとは全く別の味になります。いろんな味わいを楽しめるワインが多く、ここ数年人気がでてきています。日本に輸入する場合、東海岸のワインは西海岸と比較すると、海路での輸送コストが大きくなるという大きな障壁が存在しています。西海岸からは太平洋経由で直接日本にくることができますが、東海岸からは大きく迂回してくる必要があるからです。それでも、近年少しずつ日本への輸入も増えてきています。 今回紹介するSALMoN RUN サーモンランは、フランスワインの味に似ているどんな料理にも合う万能型のワインです。(※春に飲みたくなるワイン!リースリング アンドレアス.J.アダム/カンパイ・ワインズ ロゼ ヒノトリ(火の鳥)でご紹介していますが、リースリングなので、何にでも合いやすい、ソムリエ的には便利でずるいワインの1つです。) ボトルが青色なのも特徴のひとつです。青は食欲を減衰させるという説もあり、飲食業界では敬遠するケースもあるそうですが、お客様の中にはこの美しいボトルが好きな方も結構いるとのことでした。 アメリカは国土も広く、場所により気候も様々です。気候によりブドウが変わり、味わいにも大きく影響するワイン。アメリカだけで世界中の産地のワインをカバーできるとも言われていたりするそうです。 フランス、イタリア、スペインに次ぐ世界第4位のワイン生産国であるアメリカ。カリフォルニア以外のアメリカワインもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。 聞き手 赤坂あじる亭 店長/ソムリエ 小巻秀人 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ ワイン居酒屋 赤坂 あじる亭 公式HP:https://celebourg.com/agiletei/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei/ 赤坂見附駅徒歩2分。各地で修業を積んだシェフ達の本格欧風料理とソムリエ厳選の世界各国のワインが楽しめるワイン居酒屋です。取り扱うワインは400種以上。赤坂でもトップクラスの品揃えを誇ります。 ジンジラ ボトル6,500円 オレゴン ボトル7,500 リースリング ボトル6,500円 ※季節によりなくなる場合があります。ご了承ください。 ※グラスで飲みたい場合も対応可能です。ソムリエにご相談ください。 ソムリエに訊く ワインの紹介
コラム 2019年4月16日 「学ぶ力」とは 研修は主催する側と受講する側の互いに異なる2つの立場の者が交わるコミュニケーションの場であり、双方のコミュニケーションの質を向上させることが、学びの質、つまり学習効果を上げるということを前回のコラムでお話ししました。そこでは研修を主催する側の能力の向上だけではなく、受講する側の「学ぶ力」を高めていくことが学習効果の向上や成果につながるということに触れましたが、今回はその具体的な例を述べましょう。
ワインで対談 2019年4月15日 ウェブ面接が採用市場にもたらす革新と地方創生の可能性とは – ブルーエージェンシー 前田 裕人さん × セレブレイン 関 伸恭【前編】 セレブレインのコンサルタントとゲストが、ワインと料理を楽しみながら人事について本音で語り合う対談企画。第11回ゲストはウェブ面接システム「インタビューメーカー」を提供する株式会社ブルーエージェンシー・代表取締役の前田 裕人さんです。現在、採用の現場で注目を集めるウェブ面接ツールの有用性について伺うと共に、前田さんが構想されている「地方創生×ウェブ面接」のビジョンについてもお話しいただきました。聞き手はセレブレイン パートナーHR Techコンサルティング事業担当・関 伸恭が務めます。 第11回ゲスト:前田 裕人さん略歴 中学時代からバンド活動に打ち込み、音楽の専門学校を卒業後、開発会社に入社。退職後はバンド活動の資金集めのため、アルバイトとしてブルーエージェンシーに立ち上げメンバーの一人として参画する。その後、インタビューメーカーのリリースに携わり、2016年8月に代表取締役に就任した。 乾杯はロワール地方のロゼスパークリングワインで 関:前田さん、ようこそあじる亭Annessoへ! 今日はおいしいワインと料理をいただきながらお話を聞かせてください。 前田:お招きありがとうございます。実はあじる亭Annessoは何度か来たことがあるんですよ。 関:えっ、そうでしたか! ありがとうございます。そういえば御社も赤坂で近いですよね。 前田:そうなんです。セレブレインさんとは2つ隣のビルですよね(笑)。 関:ええ。それを知ったときは驚きましたよ(笑)。 前田:ちなみにAnnessoとはどういう意味なんですか? 野村/店長:店長の野村と申します。Annessoはイタリア語で「別館」という意味です。セレブレインは赤坂見附に飲食店を4店舗オープンしていて、そのなかのひとつ「あじる亭」の別館的な位置づけのお店なんですよ。 前田:なるほど、そうでしたか! 野村/店長:あじる亭Annessoはやみつきになるお肉料理とスパイス、そして世界のワインをテーマにしたお店です。各国の料理はもちろん、シェフがモロッコ料理店にいたこともあるので、そういった珍しい国のエッセンスを取り入れたお料理もお出ししています。 前田:ますます楽しみになってきました! 関:それではまずは乾杯しましょう! 野村/店長:では最初のスパークリングワインはスタッフのトマからご説明させていただきます。 トマ:スパークリングワインはイリス・ル・ロゼ・ブリュット・ド・ロワールをご用意しました。フランスのロワールという地方のロゼスパークリングワインで、カベルネ・フランというぶどう品種を100%使用したちょっと珍しいスパークリングワインです。 関:……うん! おいしいですね! ロゼだからか、ふつうのスパークリングワインよりも少しボリュームとコクがあるような気がします。 前田:そうですね。私はビール党なのでキレのあるお酒が好きですが、このロゼスパークリングはフレッシュでキレもあり、なおかつぶどうの果実感も感じられておいしいです。 インタビューメーカーは求人アプリの失敗から生まれた 関:ごくごく飲んでしまいそうです(笑)。さて、まずはブルーエージェンシーさんの成り立ちから伺います。会社を立ち上げられたのはいつ頃でしたか? 前田:2015年の5月ですね。サービスをリリースしたのは同年の9月でした。 関:ブルーエージェンシーさんといえばクラウド型ウェブ面接システムの「インタビューメーカー」ですが、それがリリースされたのが2015年? 前田:いえ、その前身となるアルバイト求人アプリ「即ジョブ」というサービスでした。ウェブ面接システムではなく、求人メディアとしてスタートしたのです。 関:そうだったんですね! でもそこからなぜインタビューメーカーに? 前田:即ジョブは求人メディアでありつつも、インタビューメーカーのようなウェブ面接システムを内部に持っていました。企業が求人広告を出して、応募者の申込みがあった際にその流れでウェブ面接ができるということが売りだったのです。しかし、正直に申し上げて即ジョブは失敗しました。そこですぐに方針転換することにしたのです。 関:失敗ですか……その理由は何だったのでしょう。 前田:理由は2つありました。まずメディア事業では広告を出してその知名度を上げる必要があったのですが、そのやり方ではなかなか大手の競合他社に太刀打ちするのが難しいということ。そしてもう一つは、採用の際にウェブで面接を行うという文化が当時はまだほとんどなくて、応募者がなかなか集まらなかったということです。 関:なるほど。たしかにそうかもしれません。かなり先進的な取り組みだったと思いますが……。 前田:そこでメディアはやめて、ウェブ面接システムを流用した「インタビューメーカー」に本腰を入れることにしました。リリース年の12月には決断して、翌年2月にはベータ版をリリースしたのです。 関:ものすごいスピード感ですよね。 圧倒的な開発スピードで1000社以上の導入を達成 野村/店長:お待たせしました。最初のお料理です。「柿とフレッシュチーズの生ハム巻き」をご用意しました。ぜひ先ほど乾杯で召し上がったロセスパークリングワインと合わせていただければと思います。 前田:柿ですか! これは食べたことのないお料理ですね。生ハムと合わせるとは……。 関:驚きますよね。でもフルーツと生ハムって相性が良いんですよ。季節によってはいちじくのときもあって、私も大好物なんです。 前田:なるほど! これは確かにロゼスパークリングにぴったり合いますね! 関:生ハムのほのかな塩味と柿の甘やかな果実味は、両方ともロゼスパークリングに共通する要素ですね。完璧なマリアージュです。 野村/店長:まさに仰る通りです。カベルネ・フランは黒ぶどうで、生ハムのようなお肉にも合わせやすいボリューム感を持っています。フレッシュチーズはマスカルポーネとリコッタチーズという黄金の組み合わせで、濃厚な余韻をロゼスパークリングがさっと洗い流してくれます。 関:これはぜひ、あじる亭Annessoに来たら試していただきたいペアリングです。 前田:すばらしいですね! 次のワインとお料理も楽しみになってきます。 関:では召し上がっていただきながらお話の続きを聞かせてください。インタビューメーカーはすでに1000社以上の企業が導入しているそうですね。2016年にベータ版を出してからの成長スピードには驚かされます。 前田:開発スピードは特に意識しています。というのも、僕らはもともと人事業界の専門家ではなかったので、「これでいいのか?」という意識をつねに持っているんです。クライアントからご要望はどんどん実装して改善していく必要があります。 関:半年前に見たときと今ではまったくUIも変わっていて驚いたのですが、開発スピードの速さが反映されているのですね。 前田:機能を増やすとどうしてもUIが複雑になっていきがちですからね。大型のリニューアルでよりわかりやすく改善しています。 関:とはいえ、UIが変わるとクライアントが戸惑いませんか? 前田:ええ。でも僕らは投げっぱなしじゃなくて、UIが変わるたびにトライアルを行い、クライアントにつきっきりで使い方をレクチャーしているんです。 関:納品したらマニュアルを渡して、投げっぱなしという企業さんのケースも見聞きしますが、それはすごいですね。 前田:弊社が“人×テクノロジー”をバリューとしている所以ですね。 関:会社としても急成長していますよね。 前田:そうですね。最初のオフィスはとても小さくて、社員も6~7人しかいなかったのですが、現在は40人を超えて成長しています。 関:余談ですが、ブルーエージェンシーさんのオフィスは靴を脱ぎますよね。あれはびっくりしました(笑)。 前田:そうなんですよ。オフィスが小さかった頃はアパートみたいな部屋で靴を脱いでいたんです。その名残かもしれませんね。僕は靴下も脱いでいますよ(笑)。その方がすっきりするんです。 関:人材はどんどん増やしていく方向ですか? 前田:ええ。月に100人近くものエントリーをいただくので、それをインタビューメーカーを最大活用して面談を進めています。最近は、最終的に月に3~4人程度採用していますね。 関:それだけ数が多いとインタビューメーカーの効果は大きそうですね。 前田:はい。遠方の方もいらっしゃるのでウェブ面接はとても役立ちます。 前編ではインタビューメーカーの開発秘話と、ブルーエージェンシーの急成長の背景を伺いました。後編ではウェブ面接が採用市場にもたらす革新と、前田さんが構想する地方創生の取り組みについて伺います。 今回のお店 あじる亭 Annesso 赤坂見附駅から徒歩5分。赤坂あじる亭の姉妹店で、Annesso(アネッソ)とはイタリア語で「別館」という意味。2018年にリニューアルオープンしました。フレンチをベースに、ワインに合う欧風料理と世界のワインをご提供します。スタッフは全員がソムリエ有資格者。シェフのこだわり料理をバルスタイルでどうぞ!
人事施策 2019年4月11日 効果的なフィードバックで部下の成長を促進させる 〜サーバント・リーダーシップを発揮する〜 サーバント・リーダーシップが求められる理由 〜現在の管理職に求められる部下育成と組織力を高める方法〜にて実践に必要なパーソナルパワーについてご紹介しました。今回は部下の自主性を引き出す4つのコミュニケーションスキルから「フィードバック」についてお伝えします。 サーバント・リーダーシップを発揮するために重要な4つのコミュニケーションスキル: 1. 傾聴 部下の発言を心を込めて深く聴き、共感を通じて部下の気持ちや考えを正しく理解し、信頼関係を築く力 2. 質問 部下の頭の中にあるものを整理し、気付きを与え、自発的に考えて行動を促していく力 3. 承認 部下を尊重し認め、やる気や意欲を上げて、上司としての信頼感を醸成する力 4. フィードバック 行った活動の結果を振り返り、成功や失敗から学び、改善・向上に繋げる力 [目次] フィードバックとは? フィードバックとジョハリの窓 フィードバックの種類 振り返りを行うときのポイント フィードバックのまとめ 最後に フィードバックとは? フィードバックとは、部下が行った行動を自ら振り返り、学びや改善、成長に繋げていくためのアドバイスです。上司は、部下へのフィードバックを通じて、部下に自身の行動の内省を促していきます。成功や失敗から学び、改善を繰り返すことで、人は大きく成長をしていきます。 フィードバックとジョハリの窓 振り返りを行うことは、自分自身のことをよりよく認識・分析し、今後の活動に役立てていくことになります。 以前、客観的視点により社員の成長を促す!360度評価の勧めでもご紹介しましたが、自己認知を考えるのに有名な心理学のモデルが「ジョハリの窓」です。 ジョハリの窓 「ジョハリの窓」とはサンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト とハリー・インガムという二人の名前にちなんでつけられた自己認識を4つの窓に分けた「対人関係における気づきのグラフモデル」です。 「自分の認識」と「他者からみた自分の認識」の違いを理解することで、改善に活かすことができます。 ジョハリの窓は次の4つの窓で構成されています。 ・開放の窓: 自他ともに知っている領域です。 自分も周囲の人も知っていることになります。 ・盲点の窓: 自分だけ知らない領域です。 自分は知らないが、周囲の人は知っていることです。 ・秘密の窓: 自分だけ知っている領域です。 自分は知っているけれど、周囲の人には隠していることです。 ・未知の窓: 自他ともに知らない領域です。 自分も周囲の人も知らないことです。 フィードバックを通じた振り返りは、部下に「盲点の窓」を気づかせ、その成長に向けて「開放の窓」を拡げていくことを支援していくことになります。 上司は、時には耳の痛いことも部下に伝えなければならないことがありますが、部下を大切に思い、その成長を支援したいと心から願ってフィードバックすることが大切です。 部下は、上司からのフィードバックを通じて、新たな視点を得たり、過去の行動を整理したり、これまで自分一人では気づくことができなかった考え方を獲得する機会を得ることができます。また、上司とともに振り返りを行うことで、日々の仕事の意義や次の一歩を踏み出すための学びを得ることができます。 フィードバックの種類 フィードバックには大きく以下の2つの種類があります。 1. ポジティブフィードバック 部下の行動の良い点に着目して、前向きな言葉でその行動がもたらす結果や今後の期待を言葉で伝えます。部下の意欲や達成感、自己効力感を高め、自発的な成長を促すことにつながります。ポジティブフィードバックを行う際には、部下の成長を願う心からの気持ちを込めて行うことが大切です。 2.ネガティブフィードバック 部下の行動の改善が必要な点に着目して、どこをどのように変えていくのがよいかを言葉で伝えます。 改善の機会は、部下にとっては成長の機会でもあります。部下を叱る、怒る、非難する、人間性に対して否定的な発言をするのではなく、対象となる行動に対してフィードバックを行いしょう。注意をしないと部下の意欲を低下させ、信頼関係を壊すことにつながることもありますので、言い方には工夫も必要です。 どちらか片方だけ使えばいいというわけではなく、フィードバックの際にはこの2つのフィードバックを適切に使い分けることが大切です。 振り返りを行う時のポイント 上司がフィードバックを通じて効果的に部下に振り返りを促すにはいくつか注意が必要です。以下に重要なポイントを記載します。 ・適切な場所を選び、ともにすごす時間をちゃんととる 日常の会話の中でなんとなく行うのではなく、本人が周囲を気にせず話せるように適切な場所と時間を確保して行いましょう。また、上司も部下と一緒に考えて振り返るという姿勢が大切です。 ・ポジティブフィードバックから行う 部下に肯定的なメッセージとして伝わるポジティブフィードバックから行いましょう。部下が素直になって心を開く準備を行うと効果的なフィードバックに繋がります。 ・部下そのものではなく、行動にフォーカスをあてる フィードバックは部下の具体的な行動に対して行います。 部下の欠点をあげつらったり、部下の人格に焦点をあてたりすることや、具体性にかける指摘をしたりすることは避けましょう。また、変えられるものに着目することも大切です。過去の結果は変えることはできないため、結果の話だけをしても改善に繋げることはできません。 フィードバックのまとめ そもそも人は自分から気づかない限り、自分を変えることはなかなかできません。部下が現状を把握し、向き合うことやその改善や成長に向けたアクションの支援をすることがフィードバックです。効果的なフィードバックは部下の目標達成やモチベーションの向上に大きく効果を発揮します。部下の成長支援がうまくできていないと感じる方は、これまでのフィードバックのやり方は適切だったのか、一度見直しをしてみてもいいかもしれません。 最後に これまで、数回に分けてサーバント・リーダーシップを発揮するために重要な4つのコミュニケーションスキルとして、傾聴、質問、 承認、フィードバックをご紹介してきました。 部下の話に心から耳を傾け、否定したり、自分の話をせずに真剣に聴く。 部下の頭の中を整理するために、効果的な質問を行う。 部下の日々の行動をよく観察し、適切に承認を行い、部下の仕事への意欲を上げる。 フィードバックを通じて振り返り、気づきや学びにつなげる。 これらの一連のことを部下を信じ、きちんと向き合って行っていくことで、部下との信頼関係が醸成され、部下の内なるパフォーマンスを引き出し、自発的な活動につながります。様々なテクニックもご紹介しましたが、一貫して一番大切なことは、表面的ではなく、心から部下と向き合うことです。上司は部下の自主性を尊重し、支援・奉仕を通じて信頼関係を育み、一人ひとりが前向きに能動的に活動していく環境を作ることが最も重要な仕事といっても過言ではありません。部下をもつ方々はチームとしての成果を最大化させるため、今回ご紹介した「サーバント・リーダーシップ」を発揮してみてはいかがでしょうか。 「今求められるリーダーシップ -サーバント・リーダーシップ- 」について体系的にまとめた資料をダウンロードすることができます。以下よりご確認ください。 資料ダウンロード マネジメント リーダーシップ
ワインの豆知識 2019年4月05日 【世界のワイン】春爛漫!そんな時に飲みたくなる スロバキア/スペインのワイン 桜も開花するといよいよ冬も終わり春真っ盛りの気分になりますね。 あじる亭 Annessoでは、お店の中に桜の花をあしらったりと春の雰囲気を楽しむ演出で盛り上げてくれています。 そんな春にピッタリの少し珍しいワインを今回はソムリエが紹介してくれました。 スロバキア ワイン ロゼ:スロボドネ・ヴィナルストワォ 【世界のワイン】旧世界に属するギリシャ(リトルアーク ランティディス)、ルーマニア(シエナ)にてご紹介したように世界にはワインベルトと呼ばれるエリアがあります。日本ではまだまだ知名度も高くないため、飲めるお店はそこまで多くないかもしれませんが、スロバキアもこの中に含まれており、古くからワインを楽しまれています。 スロボドネ・ヴィナルストワォは彩りも鮮やかで春の雰囲気にぴったりのワイン。こちらのワインの特徴はその味わいです。ロゼというと甘口の印象を持つ人が多いかもしれませんが、こちらのワインはスパイシーな雰囲気をもつ辛口が特徴です。そのため、唐辛子や柑橘系と相性が抜群とのことでした。 「一番合う料理はあじる亭アネッソの名物料理『やみつきAFC(アネッソ フライド チキン)』です!相性が最高で、お客様にもつい力を込めて勧めてしまいます!」とソムリエから力のこもった紹介を受けました。 『やみつきAFC(アネッソ フライド チキン)』 シェフ秘密の配合がされたスパイスが特徴のあじる亭アネッソでしか食べられないフライドチキン。 これに最も合うワインがスロボドネ・ヴィナルストワォなんだとか。 「唐辛子などとも合うワインなので、とてもあいますよ。さらにフライドチキンにかけるレモンにもばっちりです。肉料理とも相性のいいワインなので、まさにフライドチキンのために作られたワインかと思ってしまいます。」 ブドウの品種はフランコフカモドラという土着品種とカベルネ・ソーヴィニオンから作られています。フランコフカモドラはベリー感や甘みがなく、ワインに独特のスパイシー感を与えています。 お肉にもよくあうこのワインは男性でもじゃんじゃん飲まれるそうです。 気分的には赤ワインはちょっと重い、春の雰囲気を楽しみながら少し軽めのワインが飲みたい、そんな時にお勧めのワインです スペイン ワイン オレンジワイン: ルンルン runrun 先程のスロボドネ・ヴィナルストワォはスパイシーで男性向けですが、こちらのルンルンは一転して女性におすすめのワインです。 ロゼっぽいけど、ロゼではない、今密かに人気がでてきているオレンジワインという種類になります。 ロゼワインについては以前、赤坂のソムリエに訊く!今更聞けないワインの基本、赤・白・ロゼの違いのなかでご紹介していますが、オレンジワインは白ワイン用のブドウを使いながら赤ワインの手法で作るワインになります。 品種はミュスカアプティグラン+ルーサンヌ+ソーヴィニヨン・ブラン。 全て白ワインの品種です。こちらを赤ワインと同じ手法、つまりブドウの皮や種はそのままにしてジュースを絞りだし、発酵させて作ります。 少し冷やして暖かい日に飲むとと最高に幸せな感じに浸れること間違いなし。 甘みがあるので、前菜系のお料理、生ハムやシャルキュトリー、オリーブのマリネなんかにはとても合うワインとのことでした。 お花をあしらったデザインが春らしく、比較的誰でも飲みやすい味なので、春の季節の贈り物にもピッタリのワインです。 聞き手 赤坂あじる亭Annesso 店長/ソムリエ 野村美紀子 \本日紹介したワインはこちらのお店で飲めます/ 赤坂 あじる亭 Annesso 公式HP:https://celebourg.com/agiletei-annesso/ facebook:https://www.facebook.com/ajirutei.branche/ こだわり料理とソムリエが厳選したワインをバルスタイルでお楽しみ頂けます。 なるべく面白い国のワイン飲んでもらえるようにとソムリエが様々な国のワインを準備。現在、28カ国超えるワインを楽しむことができます。 ・スロボドネ・ヴィナルストワォ Glass 900円 Bottle 5,400円 ・ルンルン Glass 850円 Bottle 5,200円 ※季節により、在庫や料金に変更がある場合があります。ご了承ください。 ワインの紹介